みなさんは実家住みで猫を飼っておられますか?
実家だよという方も多いと思いますが、それ以上に多いのが実家とは別世帯で猫を飼っている方々だと思います。
かくいう私も一人暮らしをしてから猫を飼い始めました。
となると問題になってくるのが帰省するときの移動じゃないでしょうか?
また猫からしてみれば知らないところに行く訳ですから、着いた先でもストレスが心配されますよね。
私もかれこれ10回近く猫連れで帰省していますが、最初はとても不安でした。
そんな私の経験も踏まえて
- 猫を帰省に連れて行くときのストレス対策は?
- 長距離移動のトイレや薬の利用について
この2つをお伝えしていきたいと思います!
正月など猫を帰省に連れて行く時のストレス対策は?長距離移動のトイレや薬の利用についても
猫と一緒に帰省する際のストレス対策としては「行く道中」と「行った後」の2つ!
ただそもそもの前提として高齢の猫だったり、何か病気を抱えている猫の場合は帰省しないことをお勧めします。
老猫の場合は移動だけでもかなりの体力を消耗しますし、何か病気を抱えている場合は少しのストレスで病状が悪化する危険だってあります。
なので連れて行くのは健康でまだ老いたというには早い猫たちということを基にしてどんな対策ポイントがあるのか?
猫を帰省に連れて行くときのストレス対策は?
ではさっそく「行く道中」と「行った後」にわけてポイントを見ていきましょう。
行く道中でのポイント
端的に言ってしまうと
『できるだけ音が聞こえない静かな移動方法を用いつつ、外の風景を見えないようにして、猫自身の匂いに包まれ安心させること』
これが行く最中で最も気にしたいポイントです。
知らない人の声や見知らぬ動物の声が聞こえると猫は不安になります。
なんといっても縄張り以外、つまり自分の家以外に出ようとしないのが猫たちなので聞いたこともない生き物の声なんて外敵かつ恐怖でしかありません。
また知らない場所を目にするのは好奇心以上に緊張と不安をもたらし猫の情緒を乱すことになります。
実際我が家の猫たちもキャリーを締め切っていればほとんど鳴かないものの、様子を見ようとキャリーの外側をひとめくりするとメッシュ越しですが外が見えるためか凄い勢いで鳴いたり身体を動かしたり…猫を静かに安定させたいならキャリーから外は見えないようにするのが大切です。
ここまでのことだけで猫にとっての移動はどれだけ負担が大きいかわかると思います。
そんな猫たちの精神的負担を少しでも減らすために猫が常に愛用しているものをキャリーの中に入れましょう。
タオルでもいいですしおもちゃでもいいです。
猫自身の匂いがついたものを一緒に入れておくことでキャリーの中が自分の匂いで満たされ安心することができます。
もちろんこの他にもできるだけ振動を加えないといった小さなことも気にしたいですが、ストレス対策としては大きくこの3つのポイントを押さえましょう!
実家に着いてからのポイント
実家につけばもう安心と言うことではありません。
短期間で何回も行っていたり、もう猫が実家を覚えてるというレベルなら対策も必要ないですが慣れないうちは着いてからも注意したいことが!
基本的には猫を飼いだした時と同じ対応が必要です。
まず実家の家族には猫に近寄らない・話しかけない・触らない、これを徹底させましょう。
猫からしてみれば知らない場所の知らない人たちなので単純に怖いという感情しかまだ芽生えていません。
そんな状態で過剰に接触すると警戒心がより強くなりますし、相当なストレスです。
また隠れられる場所を作っておいてもらうのも大切!
隠れられる場所があると猫も安心できるので、用意してもらいましょう。
他にも食事や使用する食器、猫トイレや猫砂・ペットシーツは自宅で使っているものと同じものを用意しておいてもらうのがベスト!
少しでもいつもの環境に似せて、できるだけ早く猫を不安から解放してあげましょう!
全体的に考えると移動は短距離なら車・長距離なら新幹線がベストかなと思います。
貨物室で室温管理が意味をなさない・飼い主もいない・他のペットと一緒の飛行機移動がストレスMAXだと思うので、個人的には飛行機はオススメできません。
なんたってペットの死傷に関する誓約書を書かされるのは飛行機だけなのでその分リスクが大きいということです。
道中の対策はもちろん、着いてからもストレス対策は必要!
我が家の猫たちの場合、実家の妹がこんなものを作っていたので気に入ってよく使っていました。
わざわざ猫小屋を買ったりキャットタワーを買う必要はないので、こういったもので登れるミニタワー兼隠れる小屋を作っておいてもらうといいですね!
長距離移動のトイレや薬の利用について
長距離移動の場合はトイレや乗り物酔いも気になる問題です。
どうするのがいいんでしょう?
基本的には移動のストレスでトイレをしたくなることはあまりないんです。
実際我が家のスコティッシュは長距離移動10回以上、アメショーも4回ほど経験してますがどちらも移動中にトイレをしたことがありません。
ちなみにうちの猫たちが経験した長距離移動は新幹線で東京⇄大阪、仙台⇄大阪なので大半の方々が帰省する距離や時間に該当するかなと思います。
ただやはり気になる点ではあるので車・新幹線・飛行機それぞれの対応を見ていきましょう。
猫が車に慣れているのであれば車の中にトイレを置いて定期的に猫をキャリーから出しそこでトイレさせることができます。
また慣れていなくとも新幹線に乗る時と同じ方法を取ればトイレ問題解決!
新幹線と同じ方法というのは、
- キャリーの下にペットシーツを敷く
- 猫がトイレしたと思ったらペットシーツを取り替える
これだけです。
普段猫砂を使っている方もこういった時にはペットシーツが便利ですよ!
我が家の猫たちは新幹線移動メインなのでいつもキャリーの下にシーツを敷いています。
飛行機の場合は残念ながらペットシーツを敷くことしかできません。
飛行機を降りてからトイレの有無を確認して必要なシーツを取り替えましょう。
基本的にトイレ対策としてはこういったものになります。
また乗り物酔いについては事前に獣医師から薬をもらうのがベスト!
- どの乗り物に乗るか
- 普段の乗り物酔いの程度
- 何時間の移動になるか
これらを伝えて適切な薬を処方してもらいましょう!
乗り物酔いをしない子などは薬は利用せずとも大丈夫です。
うちのアメショーは1日5回おしっこをするので、仙台⇄大阪の6時間の間に本来なら1-2回はするはずなもののやはりストレスからか全くしないので、トイレはそこまで気にしなくてもいいんじゃないかなと個人的には思います。
薬の利用については移動距離や時間、猫の性格や乗り物酔いの有無などを見て獣医師に相談してみましょう。
まとめ
長距離移動のストレス対策としては道中とついてからの対策が必要!
まず道中では
- できるだけ静かな環境での移動
- キャリーから外が見えないようにする
- 猫自身の匂いがするものをキャリーの中に入れておく
こういったポイントを押さえましょう!
また着いてからは
- 実家の家族には猫が環境になれるまで近づけさせない
- 隠れられる場所を作っておく
- 可能な限り自宅で使用しているものを用意する
これらをしておくと猫のストレスも軽減されるのでおススメです!
移動中のトイレは乗り物によって対処法も変わりますので、自分が何で移動するか決めてから対応しましょう。
また乗り物酔いが酷い場合は薬を利用した方がいいですが、そういった危惧がないなら薬は利用しなくても大丈夫ですよ!
猫たちに可能な限りストレスなく、一緒に帰省しましょう。