災害時猫は避難所の利用は可能?注意事項や車中泊についても

もともと日本は災害の多い国ですが、昨今は今まで以上に被害の数も規模も大きくなっていますよね。

そこで猫飼いにとって気になるのがペットの同行避難についてです。

災害がある度に話題にもなるペットの同行避難ですが、もしものときのために調べられている方も多いのではないでしょうか?

実際のところ猫と一緒に避難するというのは可能なのでしょうか?

分からないことも多い災害時の避難について今回は

  • 災害時に猫は避難所の利用ができる?
  • 避難時の注意事項
  • 車中泊について

この3つをご紹介したいと思います!

目次

災害時猫は避難所の利用は可能?注意事項や車中泊についても

災害時に猫は避難所の利用ができる?

国でもペットを飼っている人は同行避難するようにと推奨されていますが、同行避難とはなんなんでしょうか?

 

同行避難と聞いたら猫と一緒に避難所に行けると思ってしまいますよね。

 

なのになんでペットは避難所に入れないなんてことがあるの?

国が推奨してるのに?

と考えてしまいますが、実は同行避難というのはペットと一緒に避難所に行けることを指しているわけではないんです!

 

一緒に避難するようにというだけで、避難所にペットを連れて行けるかどうかはその避難所によって異なり、ペットの避難を受け入れてないところもあります。

 

なんという落とし穴と思っちゃいますね。

 

なのでもしもの時のために、自宅から最も近い避難所や最も近いわけではないけど行けそうな避難所など複数箇所に、災害時にはペットと一緒に避難所に入れるのかを事前に電話確認しておくことが大切です。

 

自宅から行ける範囲の避難所全てがペットの受け入れをしていなかったとしても、事前に知っているのと知らないのとでは災害時の行動もその時のための準備も異なってくるので知っておくことはとっても重要!

 

さっそく確認するようにしましょう。

 

我が家では洪水や津波であれば鉄筋鉄骨コンクリート造のマンションの4階なので避難所の小学校より安全だろうという判断から避難は原則しない。

 

地震であればマグニチュードによっては後ほどご紹介する車中泊での避難を予定しています。

 

またライフラインが確保できない場合は関西と関東に猫を連れて帰れる家があるので、どちらかに避難することにしています。

 

それぞれの災害時にどうやって避難するか家族で認識を共有しておくといいかもしれませんね!

 

避難時の注意事項

避難所は自宅ではないので、周囲の方にも猫にも配慮したい注意事項があります。

 

自治体によってはペット同行避難時の注意事項をHPなどで記載してくれている場合もあるので1度チェックしておきましょう。

 

もちろん何より気をつけたいのはストレスに弱い猫の健康管理・体調変化ですが、それ以外にも注意したいことがたくさん!

 

具体的なものをいくつかご紹介します!

 

猫はキャリーの中に入れておく

猫をそのまま抱きかかえて避難所に行くのはオススメできません。

 

キャリーにいれないと途中で逃げ出すかもしれませんし、避難所でずっと抱っこできるわけもなく、猫を匿っておくことができないためです。

 

また猫の精神面を考えても全く知らないところに裸でいるより、見知ったキャリーケースの中にいた方が安心してくれます。

 

そのためにもキャリーには普段から慣らしておくのがおすすめです。

キャリーを嫌っては苦労されている方はこちらの記事も参考にしてくださいね。

怖がる猫のキャリーケース(バッグ)への入れ方は?慣らす方法や嫌がる理由も

 

可能な限り猫を落ち着かせる

いきなりのことで猫も興奮していることが考えられます。

 

基本的には知らないところに行くと声を出さなくなることが多いですが、猫によっては不安になって大声で鳴いてしまうかもしれません。

 

となると周りの方のご迷惑になりますし、猫にもストレスを過度に与えないよう落ち着かせてあげたいので

  • 猫がよく使ってるタオルやおもちゃを渡す
  • 飼い主さんが撫でてあげる
  • 好きなおやつを与える

など出来る限り猫に落ち着いてもらうようグッズを使ったり、手持ちがなければ撫でてあげたりの対応をとりましょう。

 

最低限必要なものは事前に用意しておく

餌・トイレ・猫砂やペットシーツ・軟水・食器

これらは最低限猫にとっては必要なものであり、余裕を持って2週間分は持っていきたいところ。

 

いつもと同じものじゃないと食事をしない子やトイレをしない子もいるでしょうし、そうなるとただでさえも知らないところでストレス過多な猫たちの健康状態をより悪化させることになりかねません。

 

水は避難所でもらえるんじゃないかとも思いますが、水だってそんなに大量にあるわけではなく、猫のために丸々1本多く水をくれることはないでしょう。

 

東日本大震災の時はペットの避難物資が届くまでに1週間以上かかりました。

 

それを見越して余裕を持った猫用品の持参を心がけましょう。

こちらの記事も参考にしてくださいね!

災害時猫に必要なものは?餌(フード)•水•トイレの備蓄量についても

周囲の方に猫がいることを知らせる

猫嫌いな方もいれば猫アレルギーの方もいます。

 

ペットを飼っていない世帯の方が大多数なわけですから、そこは猫を連れてるこちらが配慮しなければなりません。

 

なので、周りの方には

「猫を連れているが問題ないか」と一言伝えておくようにしましょう。

 

一言いっておくだけで人の心理状態としてこちらの配慮が相手に伝わりますので、その後猫が鳴いたりしても大きな揉め事にならずにすみます。

 

他にもその場その場で注意したいことは出てくると思いますが、基本的には

猫にも周囲の方にも最大限配慮した行動をとる

これを守るように心がけていれば大丈夫です!

 

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車中泊について

猫連れの場合は車中泊の方が気楽に過ごせるかもしれません。

 

車中泊とは言葉の通り自分の車の中で寝泊まりすることですが、何かしておいた方がいいことや注意することはあるんでしょうか?

 

さっそく見ていきましょう!

人用の水や食料の備蓄を用意

飼い主が餓死してしまってはどうしようもないので、生きるために必要なものは用意しておきましょう。

 

炊き出しで貰ってもいいですが、動くのも手間ですし量も少ないので、好きなようにできる車中泊だからこそ備蓄しておくのがおススメです!

 

猫用品を用意

避難時の注意事項でも書いた通り

餌・トイレ・猫砂やペットシーツ・軟水・食器

こういった必要最低限のものは用意しておきましょう。

 

自分の車なので常に置いておいてもいいんじゃないかなと思います。

 

餌や水は期限を確認しつつ、使わなければ普通に食事として与え新しく入れ替えたりして他のものは今使っているものと同じものを購入し、用意しておく。

 

こうしておけば咄嗟のことでも貴重品や猫を運べばいいだけなので、楽ですね!

 

もちろんキャリーケースも必要ですよ!

キャリーケースがないとドアを開けた時に逃げちゃうかもしれませんし、忘れないようにしましょう。

 

車内温度に注意

夏場の車内温度は半端ないですよね!

蒸し暑くて死んでしまうんじゃないかと思うほどです。

 

逆に冬場はとっても寒くなります。

 

なので車内の温度には常に注意するようにしましょう。

 

猫が熱中症になったりしないよう夏場は冷房を、寒さに弱い猫たちのために冬場は暖房を入れるようにするのが大切です!

 

車中泊のデメリットは飼い主の身体が痛いということですが、猫にとっては知らない人もたくさんいる避難所より車中泊の方がストレスもありませんのでぜひ候補にしてみてください!

 

そのほかにも災害対策の記事も参考にしてくださいね!

まとめ

災害時に猫と一緒に避難所に入れるかどうかは避難所によって異なります。

 

なので事前に自宅から行ける範囲の避難所で猫の受け入れを許可しているか確認しておきましょう。

 

また避難時には注意したいことがあります。

  • 猫の健康・体調管理
  • 猫をキャリーの中に入れておく
  • 猫をできるだけ落ち着かせる
  • 最低限必要な猫用品を持っていく
  • 周囲の人に猫がいることを知らせる

猫のためにも他の方もためにも注意しましょう。

 

もし避難所が使えないという場合は車中泊も候補に入れてみましょう。

車中泊なら非常食や猫用品を事前に準備しておくこともできるので、災害時に持ち運ぶものが少なくて済むため便利です。

ただ車内温度には注意してくださいね!

 

最近は災害が非常に多いので、事前にできることはしておきましょう!

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この記事を書いた人

猫飼い歴14年の無類の猫好き。
【猫健康管理士】の資格を持ち、猫の生態や健康に生きていくための知識を持っていて、猫と快適に過ごす方法やコツなどを紹介させていただきます。
また、猫を飼っている人の為の猫グッズを販売している「and.」のサービス運営を行っていて、保護猫団体への寄付を行い、精力的に保護猫活動を行っています。

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