【災害時】猫に必要なものは?餌(キャットフード)・水・トイレの備蓄量について

災害が起こると必要な物資が不足することも考えられます。

そのために普段から何かしら備えているという方も多いのではないでしょうか?

では猫に対してはどうでしょう。

東日本大震災では、実際にペット達も大きな被害を受けています。

そもそも災害が起こると猫のためには何が必要になってきてどれくらい備えておいた方がいいのか、経験したことがない限りあまりよくわかりませんよね。

ということで今回は

  • 災害時猫に必要なものは?
  • フード・水・トイレの備蓄について

この2つをお伝えしていきたいと思います。

目次

災害時猫に必要なものは?餌(フード)・水・トイレの備蓄量についても

災害時猫に必要なものは?

災害の規模によっては避難しなければなりませんが、その時猫のためには何を持って行ったらいいんでしょうか?

ありとあらゆるものを持って行きたいのは山々…しかし実際問題、避難所に行くときは自分のものと一緒に猫を入れたキャリーも運びつつになるのでそんなにたくさんのものを持っていけるわけではありません。

なので基本的にはライフライン確保のため、猫にとってこれだけは必要だと思われるものを持って行きましょう!

具体的に何が必要になってくるのかご紹介します。

軟水または純水

まず生き物が生きるために必須である水ですが、猫は泌尿器疾患にかかりやすい生き物です。

なので硬水ではなく、軟水または純水を持って行くようにしましょう。

避難所でも水は貰えると思いますが、猫のために余分にくれる可能性はかなり低いため必須です!

通販などでも保存用の水が購入できるので、こういったものを用意しておくといざという時に慌てずに済みますね!

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キャットフード

キャットフードは言わずもがな必要ですが、持っていく量に注意!

東日本大震災のとき、ペット用の救援物資が届くのに1週間以上の時間を要しました。

そのことを考えて余裕を持って2週間分の食事を持っていくのがいいですね。

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食器

食器は本当に必要?と思われるかもしれません。

猫は神経質な子が多く、食器がかわっただけでも食べなくなる子がいます。

ただでさえ知らない場所、たくさんの人に囲まれる避難所でストレスは半端じゃないことになっており食べないこともあるので、食器はいつも使っているものを用意するのが安心です。

トイレ用品

トイレ関係も食器同様いつも使っているものがベストですね!

具体的にはトイレ・猫砂またはペットシートです。

ただトイレは結構大きく持ち運びに向いてないため、簡易トイレを持っていくのでも問題ありません。

簡易トイレも市販で色々な種類が販売されていますよ!


猫砂はちょっと重い…と思われるかもしれませんが、砂が違うだけでトイレをしない子もいるため同じものを持って行きましょう。

関連記事:猫初心者でもお手入れカンタン!猫のトイレおすすめ人気ランキング【ベスト6】

キャリーケース

キャリーケースは猫を運ぶ時に必要なのはもちろん、避難所でも猫を隔離しておくために必要です。

猫をそのまま避難所で放してしまうと周りの方の迷惑になるのはもちろん、迷子になってしまう危険が高いため注意しましょう。

これらが災害時、必要になってくる猫の避難グッズです!

余裕があればハーネスや洗濯ネットを持っていってもいいですね。

リードのついたハーネスなら猫をキャリーから出しても安心ですし、迷子になる可能性が低くなります。

また洗濯ネットがあれば万一猫が体調を崩して、避難所で診てもらうことがあるときも逃げられないため安心です。

意外と持っていくものが多いなあと感じたかもしれませんが、人と違って猫のための炊き出しなんてものはなく人間最優先の日本ではペット関係の物資はどうしても届くのが遅くなります。

猫を守れるのは飼い主である自分しかいないということを認識しておかないといけません。

そういったことも考えて、必要なものを持って行きましょう!

関連記事:猫用キャリーバッグおすすめ6選!猫飼いがキャリーバッグの選び方も紹介!

フード・水・トイレの備蓄について

続いてもしものときのための備蓄ですがどれくらいあるといいんでしょうか?

先程ちらっとお話しした通り、過去の事例から見てペット物資が届くのには1週間以上かかることもあるため最低限必要なのは2週間分です。

でもそれは避難所に行ったときのお話。

家が無事だったなど避難所に行く必要はないけど、ライフラインはすべてアウトなときはどれくらい必要なんでしょうか?

正直住んでる地域と災害の規模によっても必要な備蓄量は変わるのですが、フードとトイレ関係は3ヶ月〜半年分・水は1ヶ月分はみておきましょう。

フードとトイレ関係はなんでそんなに必要なのかですが、例えば道路が完全に割れた・沈没したなどがあった場合通販を頼もうと思っても家まで届きません。

また大きな災害の場合、半月ほどなど比較的長期の交通規制がかかることもあり、復旧目的以外の通行はできない可能性があります。

主要な道路は早々に復旧されますが、それ以外については主要道路が終わってから地道に復旧されるのが現実です。

なのでそういったことを考えて最低3ヶ月は見ておくと安心です。

特に通販でしか売ってないようなプレミアムキャットフードだけを食べている猫ちゃんや、療法食じゃないとダメな猫ちゃんはより一層手に入りにくくなってしまうため注意しましょう!

水は命に関わる問題ということもあり、復旧作業も比較的早く3週間〜4週間で災害前とほぼ同じ水準まで水を使うことが可能とされています。

ただそれまではどれだけ水を使えるのかなんとも言えないので1ヶ月分は用意しておきましょう。

我が家ではフードは常にドライが半年分・ウェットが1ヶ月分・猫用スープが1ヶ月分あるように、水も同じく軟水の500mlペットボトル48本を残り24本になったときに届くよう定期配送しています。

あって困るものでもなくどの道消費するものなので用意しておくと安心ですね!

まとめ

最近は災害が多いので本当に心配ですね。

災害時、猫に必要な最低限のものとしては

  • 軟水または純水
  • キャットフード
  • 食器
  • トイレ
  • ペットシートまたは猫砂
  • キャリーケース

この6つが挙げられます。

可能ならリード付きのハーネスと洗濯ネットも持って行くといいですね!

また猫に必要な備蓄ですが、避難所に行く際は最低2週間分を用意しましょう。

避難所に行く必要はないけど地域全体が大打撃を受けてる場合などは、

  • フードとトイレ関係が3-6ヶ月分
  • 水が1ヶ月分

これだけは備えておくようにすると安心です。

災害となると猫の優先順位は限りなく低くなってしまうので、飼い主が猫を守ってあげられるように頑張りましょう!

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この記事を書いた人

猫飼い歴14年の無類の猫好き。
【猫健康管理士】の資格を持ち、猫の生態や健康に生きていくための知識を持っていて、猫と快適に過ごす方法やコツなどを紹介させていただきます。
また、猫を飼っている人の為の猫グッズを販売している「and.」のサービス運営を行っていて、保護猫団体への寄付を行い、精力的に保護猫活動を行っています。

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