プレミアムキャットフードといっても数が多くてどれがいいのか悩んじゃいますよね。
私も自分の猫に合うフードを探すために色々なものをあげてきました。
その中でも今回は多くの子におすすめできるキャットフード『ナウフレッシュ』シリーズについてご紹介したいと思います!
「ナウフレッシュのおすすめポイント」や「アレルギーや腎臓疾患のある猫でも食べられるのか?」などについても我が家の猫に与えてみた実体験をもとにお伝えさせていただきます。
特に私は多くの猫が罹る腎臓疾患の対策のできるフードがいいな、とナウフレッシュを選びましたが、結果選んでよかったと思っています!
- ナウフレッシュは新鮮で安心安全な原材料から素材の栄養そのままに作られているフードで、お腹の調子を整えたい子にもぴったりなキャットフードです!
- 穀物アレルギーの子には全シリーズ安心してあげられるけど、卵アレルギーの子には残念ながら全シリーズあげられません。
- 腎臓疾患のある子にはナウフレッシュの中でもフィッシュアダルトキャットシリーズがおすすめです!
- 値段が比較的高め。ただし材料にこだわっている為なので安心は出来る。
では早速詳細を見ていきましょう。ナウフレッシュが気になっている方はぜひ参考にしてみてくださいね!
ナウフレッシュとは
ナウフレッシュというキャットフードの名前を聞いたことがある人は少ないかもしれません。
というのもカナダのペットキュリアン社が1999年から販売しているキャットフードなのですが、日本で販売され出したのが2014年からということで、昔からあるプレミアムキャットフードと比べて認知度が低いんですね。
とはいえ最近は飼い猫ちゃんの健康を気にかけている飼い主さんたちに少しずつ浸透され始めている最近注目されているキャットフードです。
ナウフレッシュはキトン・アダルト・シニアそれぞれに対応したキャットフードが取り揃えており、2018年にはウェットフードも発売されました。
キャットフード・ナウフレッシュのオススメ4選と基本情報
NOW FRESH(ナウ フレッシュ) Grain Free キトン
主原料 | ターキー、ポテト粉、エンドウ豆、ポテト、鶏卵、キャノラ油、エンドウ豆繊維 |
カロリー | 394.7kcal/100g |
成分 | 粗タンパク質33%以上、粗脂肪20%以上、粗繊維2.5%以下、粗灰分6%以下、水分10%以下 |
値段 | 454g:1,512円 1.81kg:5,616円 3.63kg:7,560円 |
対象 | 子猫用 |
ターキーが主原料の子猫用のフードです!
成長中の子猫のために、シリーズの他の種類と比べて、たんぱく質、脂質も高めの設定になっています。
ターキーはチキンに比べ、アレルギーになりにくく、またグレインフリーのフードでもあるので子猫の時からばっちりアレルギー対策もできちゃいます!
NOW FRESH(ナウ フレッシュ) Grain Free アダルトキャット
主原料 | ターキー、ポテト粉、エンドウ豆、ポテト、エンドウ豆繊維、鶏卵、トマト |
カロリー | 386.2kcal/100g |
成分 | 粗タンパク質31%以上、粗脂肪18%以上、粗繊維2.5%以下、粗灰分6.5%以下、水分10%以下 |
値段 | 454g:1,512円 1.81kg:5,616円 3.63kg:7,560円 |
対象 | 成猫用 |
ターキーが主原料の成猫用のフードです。
子猫用に比べて若干、脂質、カロリーもおさえられているので成長が止まったと感じたら子猫用からこちらに切り替えるのが良いですね!
NOW FRESH(ナウ フレッシュ) Grain Free シニアキャット&ウエイトマネイジメント
主原料 | ターキー、ポテト粉、エンドウ豆、エンドウ豆繊維、鶏卵、ポテト、トマト |
カロリー | 357.1kcal/100g |
成分 | 粗タンパク質30%以上、粗脂肪14%以上、粗繊維5%以下、粗灰分6.5%以下、水分10%以下 |
値段 | 454g:1,512円 1.81kg:5,616円 3.63kg:7,560円 |
対象 | シニア猫、肥満猫用 |
こちらはシニア猫、肥満猫ちゃん用です。
主原料はターキーで、子猫、成猫用とあまり変わりませんが、脂質・カロリーともに他に比べて低く設定されています。
フードを変えるのが苦手な猫ちゃんは子猫用からシニアまで用意されているので嬉しいですね!
NOW FRESH(ナウフレッシュ) Grain Free フィッシュアダルトキャット
主原料 | トラウト、鶏卵、ポテト、ポテト粉、エンドウ豆、エンドウ豆粉、天然香料 |
カロリー | 398.8kcal/100g |
成分 | 粗タンパク質30%以上、粗脂肪19%以上、粗繊維2.5%以下、粗灰分6%以下、水分10%以下 |
値段 | 454g:1,555円 1.81kg:5,832円 3.63kg:8,424円 |
対象 | 成猫用 |
他は全てターキーがメインの中、フィッシュアダルトキャットは唯一魚メインです!
他の3種類と比べて、フィッシュアダルトキャットだけ若干値段が高めになっていますが、魚のたんぱく質は獣肉に比べて消化されやすく、おなかにも優しく、魚のオメガ脂肪酸で皮膚や毛並みの維持も期待できるフードです。
キャットフード ナウフレッシュのおすすめ出来る3つのポイント
ではナウフレッシュの4つのシリーズ全てに共通する3つのおすすめポイントをご紹介したいと思います!
猫のためを思った安心安全な原材料を使用
合成着色料や化学的な保存料が使われていないのはもちろんのこと、ヒューマングレードの素材を使用しています。
産地不明の原材料や中国産も一切使用しておらず安心のフードです。
主原料である新鮮なお肉・お魚にはじまり、フルーツや野菜、ココナッツオイルにキャノーラ油、それらはアメリカとカナダ(じゃがいものみオランダ)から調達されていることが開示されてます。
原材料の産地まで明確にしてくれているのは安心できますね。
さらに炭水化物の分解のために必要なアミラーゼを極少量しか持っておらず、炭水化物の消化吸収が苦手な猫のために、穀物不使用のフードになっています。
素材がもつ栄養を可能な限りそのまま届ける製法
多くのキャットフードでは、大量の原材料を一気に高温で加熱するために素材がもっている栄養素のほとんどが調理時になくなってしまうと言われています。
ナウフレッシュでは多くのキャットフードとは真逆の少量の原材料をじっくりと時間をかけて90度の低温で調理するという方法によって、可能な限り素材がもつ本来の栄養を猫たちに届けられるように考えられています。
胃腸に優しい
消化不良、便秘や軟便にならないように消化酵素・プロバイオティクス・プレバイオティクスが配合されています。
野生の猫たちは生のお肉を食べることによって消化酵素を得られますが、キャットフードを食べている猫たちには生のお肉を食べる習慣がありません。
そんな飼い猫たちが消化不良を起こさないように消化酵素が配合されているのです。
また、腸内善玉菌と言われるプロバイオティクスと善玉菌を増やす役割をもつプレバイオティクスを配合することにより腸内環境が安定するよう配慮されています。
私も猫たちの胃腸への負担減なども考えて、ナウフレッシュを試してみましたが結果は大成功でした!
便秘になりやすい我が家の猫も、毎日スッキリで安定してくれているので嬉しいです!!
キャットフード・ナウフレッシュはアレルギーの猫も食べられる?
人間同様に猫にもアレルギーをもつ子がいますが、アレルギーの対象によってはオススメできるフードです!
アレルギーの対象は猫の数だけ違うといっても過言ではないのですが、今回は猫によくみられるアレルギーにおいてナウフレッシュはあげても安全なのか?
ということを見ていきたいと思います!
穀類アレルギー
大豆や小麦やトウモロコシといった食材が穀類になります。
ナウフレッシュはどの種類もグレインフリーのキャットフードになりますので、穀類に対してアレルギーのある猫にも安心して与えることができます。
鶏肉アレルギー
ターキーなどのお肉を主原料とするものが多い中、ナウフレッシュシリーズの中でも唯一お肉を使用していないのが「ナウフレッシュグレインフリーフィッシュアダルトキャット」です。
ナウフレッシュグレインフリーフィッシュアダルトキャットであれば鶏肉にアレルギーのある猫ちゃんでも大丈夫です。
卵アレルギー
残念ながらシリーズには全て鶏卵が使用されているので、卵アレルギーのある子にはおすすめできません。
卵アレルギーの猫ちゃんにはAATUなど卵不使用のキャットフードもありますので、他の原材料なども問題なければ、検討してみましょう。
腎臓疾患の猫にあげても大丈夫か安全性をチェック
今回は一般的な話として腎臓疾患の猫にもナウフレッシュはおすすめできるかも?ということをお話させて頂きたいと思います!
実は私も「ナウフレッシュが腎臓疾患に良いかも・・・」ということで、ナウフレッシュを試した一人です。
我が家のネコはまだシニアではないですが、猫の死因2位でもある腎臓疾患の将来的な発生を可能な限り抑えたい、と思ったのです。
そこで注目したいのがキャットフード中のリンの配合率です。
リンはカルシウムと結合してリン酸カルシウムとなり骨を形成してくれるために必須となる大切な要素です。
通常健康であれば、体に取り込んだリンは必要な分だけを吸収し、吸収しきれず不要となった分は尿に排出されますが、腎臓の機能が低下してくると、不要なリンの体外への排出が難しくなってしまいます。
体内に残った不要なリンは血管や肺などさまざまな箇所に沈着し動脈硬化などの危険性が高まるわけです。
そこで、腎臓疾患になると食事でリンの摂取制限がされることになるのですが、うえでも述べたとおり、リンは骨などを作るためにも体にとって大切な要素でもあるのす。
リンとカルシウムの理想的な比率ですが、リンがカルシウムより少ないとカルシウムが溶けてしまうので理想はリンとカルシウムの比率が1:1.2-1.5と言われいます。
ナウフレッシュシリーズの中でも「ナウフレッシュグレインフリーフィッシュアダルトキャット」はリンとカルシウムの比率が1:1.4となっており、バランス的にも理想と言える食事です。
また、AAFCO(キャットフード中の必要な栄養素の基準を決めている機関)ではリンの基準含有率は0.5%以上と定められています。
腎臓疾患の子には0.5%以上でなおかつ0.5%にほど近いリン含有率のフードを選ぶのがいいとされています。
「ナウフレッシュグレインフリーフィッシュアダルトキャット」はリン含有率約0.56%と、リンの必須基準値である0.5%を満たしながらリン含有率がかなり低く抑えられています。
我が家の猫達は現在肝臓病の心配があるわけでもないですが、個人的に今からでも腎臓を酷使するほどのリンを用いた食事をあまりさせたくないと考えて、ナウフレッシュのアダルトキャットをあげています。
定期健康診断でも、今のところは腎臓系の病気を指摘されることもなく健康維持できています。
私のように腎臓疾患を心配する方には、フィッシュアダルトキャットをおすすめします!
ただし腎臓疾患の程度にもよりますので、必ず獣医師とご相談の上使用してくださいね!
本当に評判が悪いの?実際に使っている我が家の評判・レビュー
かなり小粒のキャットフードになりますので、今まで大きい粒のものを食べている子は最初食べづらいかもしれません。
我が家の猫もがっついて食べてくれるのですが、最初のうちはとても食べづらそうでした。
新しくナウフレッシュってカリカリにしたら粒がちっちゃ!小粒はあんまりお好きでないらしく、またフードジプシーなり。 #猫 #茶トラ pic.twitter.com/lPF9zkWVZm
— ハッシーとむぎ (@hashy029) 2015年9月29日
他のお宅の猫ちゃんも小粒が苦手な子が多いようですね。
私の家の猫は小粒にも慣れ問題ありませんでしたので、今までの食事とミックスしたりしながら様子を見ることをおすすめします。
動画を見ていただけるとわかりますが、かなり小粒ですが今は食べにくそうなこともなく、おいしそうに食べてくれています!!
我が家では、普段フィッシュアダルトキャットを利用することが多いのですが、定期健康診断でぽっちゃり目と判断されたことがあり、年齢的にはシニアではありませんが、その時はシニア&ウエイトマネジメントシリーズを利用しました。
カロリーは抑えているものの、原材料にお肉やお魚がたっぷり使われているので猫の満足感もばっちりで、重宝しています!
まとめ
今回はキャットフードナウフレッシュの
- おすすめポイント
- アレルギー対応
- 腎臓疾患対応
という点をご紹介させて頂きました!
なにかしらのアレルギーをもっている子の場合は原材料の表記をよく確認し、不安なことがあれば必ず獣医師に相談しましょう!
腎臓疾患の具合にもよりますし、全ての猫ちゃんに合うということはありませんので、可能性が疑われている場合は必ず獣医師と協力しながらキャットフードも慎重に選んであげてくださいね!
ナウフレッシュはお値段も高いですが、非常にこだわって作られているキャットフードです!
私は今後も猫の腎臓や腸内環境に気をつけながらナウフレッシュをあげたいと思います!