意外と難しい「猫と犬の同居問題」。
同居するには、失敗しないための方法やコツ、受け入れ方がありますので、犬猫同居を考えている人の心配ごとや悩んでいることの解決や助けになると思うのでぜひ見てみてください!
- 猫と犬の同居で失敗しないコツが分かる
- すでに犬猫同居をしている飼い主さんからのアドバイスが見れる
猫と犬を一緒に飼うと喧嘩するか心配… 同居で失敗しないための順番や方法を紹介
猫と犬って仲悪いっていうし、共同生活なんて難しいんじゃない?と思っている人が多いと思います。
もちろんどんなに万全に準備をしても相性の問題で上手くいかないこともありますが、上手に暮らしている方たちもたくさんいます。
こういうの見るとますます夢広がりますよね!
今回は「猫と犬」が仲良く暮らしている飼い主さんたちに同居が上手くいくコツを聞いてみましたので紹介していきますね!!
猫と犬は仲が悪い?一緒に飼うと喧嘩する?
皆さん一番気になるところかと思うのですが、実際にどうなんでしょうか??
我が家の近所は犬猫両方居る家庭が多く、我が家の猫は外に自由に遊びにいける環境ですが、近所の放し飼いにされているわんちゃんたちと喧嘩したことは一度もありません。
SNSでも喧嘩している風の動画がありましたが・・・これは喧嘩しているというよりじゃれている感じに見えますね。
猫と犬 喧嘩しだ 超面白いhhhhhhh#しゅかどう pic.twitter.com/nCKwkmX2Yj
— しゅかわい (@mimopioshi) 2019年3月28日
犬と猫が仲が悪いというのはどこから来た噂よ??という感じでもあるのですが、とはいえやはり一緒に暮らすと寝床も一緒、ご飯も一緒ということでお互いの縄張り意識、食事を取られたというようなことで喧嘩することはあるようです。
もともと習性も違うし当然だよね!!人間同士でも一緒に暮らしたら合わなくなったってことあるくらいですもんね。
逆にここの相性はあるもののポイントさえきちんと守れば仲良く暮らすことも可能だということです!
ちなみに私の周りには猫犬両方と暮らしている友人家族が多いですが、たまに喧嘩(じゃれてる?)をすることがあっても基本は仲良く暮らしていますよ!!
失敗せず、猫と犬が一緒に暮らすためのポイント
では猫と犬を一緒に暮らすためのポイントを紹介していきます。
猫と犬の習性が違うことを理解すること!
まず前提として猫と犬はもともと習慣が違うということを理解する必要があります。
猫の習性
- 単独行動を好み、群れを嫌う
- ハンター(動くものを狙い撃ちしてしとめる派)
- 上下運動が必要
- 人間に対して対等
- 人見知り・場所見知りをする
- キレイ好きで自分や自分の居場所を汚さない(お風呂に入れなくても臭わない)
- 昼間に良く寝て夜活発になる
犬の習性
- 群れで生活しリーダーに従う
- ハンター(とにかく走るものを追いかけてしとめる派)
- 散歩が必要
- 人間と自分の上位関係をつける
- 好奇心旺盛
- 定期的にシャンプーをしてあげないと臭う
- 嫉妬心がある
改めて考えると全く反対の習性だったりする点もあるのが分かります。
もともと自然界ではハンターだった猫と犬ですが、単独行動の猫ちゃんと集団行動のワンちゃんではさまざまな習性の違いがあります。
猫ちゃんは家族に対して対等な立ち居地でいることが多いですが、ワンちゃんは家族の中で上下関係を決めリーダーに従う習性が多いのでこれは飼い主さんの態度や迎え入れる順番にも影響してきそうですね。
また散歩は必要ないけど、上下運動が必要な猫ちゃんと、とにかく運動が必要なので散歩が必要なワンちゃん、それぞれに合った生活環境を整えてあげる必要があります。
仲良くさせたいからって何でもかんでも一緒に行動させられたら嫌なのが猫なのです。
猫と犬それぞれ落ち着ける居場所をつくってあげること!
猫と犬がそれぞれ別々に落ち着ける場所を作ってあげることが大切です。
もともと単独行動をしている猫ちゃんがずーっとワンちゃんと一緒というのはストレスがたまります。
また猫は夜行性なので同じ部屋にずっと住まわせるとなると夜犬が十分な睡眠を取れない可能性があります。
共同スペースはあってもいいですが、夜は別々の部屋にするなど工夫をしましょう。
同居に慣れるまで猫と犬から目を離さない!
遊び方も違う猫と犬、なれない遊び方で怪我をしてしまうこともあります。
またなれない同居や生活ペースでお互いストレスがかかっているかもしれません。
本当に安心できるまでは目を離さないできちんと見守ってあげましょう!
猫と犬の餌はわけること!
キャットフードとドックフードは栄養素が違うのでお互いが相手のものを食べてしまわないように、食事には気をつけましょう。
またそれ以外にも上下関係を決めるわんちゃんは自分の餌を食べられた時に、猫ちゃんを攻撃してしまう可能性があります。
また、1匹で落ち着いて食事をしたい猫ちゃんはワンちゃんが食事に手を出してきたらストレスになる可能性があります。
それぞれ食事の場所を変えたり、お互いの食事の時間は相手をケージに入れておくなどして対応しましょう。
家に迎え入れる順番を気をつけること!
猫ちゃんとワンちゃんを仲良く飼うためには家にい迎え入れる順番というのがあります。
一番いいのが「子猫と子犬」の時に一緒に迎え入れるということです。
猫も犬も生後1ヶ月~2ヶ月は社会化期といって物事を覚える時期です。
お互いにこの時期に迎え入れることで、一緒に成長し仲間意識が芽生えやすいといわれています。
子猫と子犬と一緒に育てるなんて想像しただけで幸せになる夢のような話。
ただ、実際にはもともと家に犬がいて猫を迎え入れる、もしくはもともと猫がいて犬を迎え入れるというケースが多いと思います。
この場合は断然「犬がいて子猫を迎え入れる」ケースが上手くいく確立が高いです。
猫ちゃんはもともと単独行動を好み、好奇心旺盛な犬に比べて警戒心が強い動物です。
子猫のときは社会に馴染む習性も高く、好奇心もそれなりにありますが、自由気ままな大人の猫ちゃん成長した後は好奇心の多い犬を迎え入れるのは少し難しく、生活ペースが崩れストレスがたまってしまう可能性があります。
一方、群れで暮らしていた犬は仲間を受け入れることが猫に比べて容易です。
また、単独行動を好む猫であっても社会化期の1~2ヶ月の子猫を迎え入れることで環境に慣れてくれる可能性が高いのです。
ただしこの場合も、いくらワンちゃんが子猫を受け入れてくれたからといって子猫ばかりかわいがったりお世話をしたりしていると嫉妬心が高く、上下関係を重んじるワンちゃんにとっては面白くなくなってしまうのでワンちゃんが先住の場合は、ワンちゃんを優先することこ心がけてくださいね。
同居が失敗した時のことを考えておくこと!
どんなに準備万端に猫ちゃんとわんちゃんを迎え入れたとしても、相性が合わないということはあります。
そんな時に同居を続けられるのか??ストレスで病気になってしまったり、喧嘩をして怪我をしてしまったりする可能性もあります。
覚悟して迎え入れた猫ちゃんもわんちゃんも大切な命、無責任なことだけはしないように上手くいかなかった時にどうするのかはきちんと家族で話し合っておきましょう!!
実際に猫と犬を一緒に飼っている方からのアドバイス!
実際に犬と猫と暮らす4人の飼い主さんからも仲良く暮らすためのアドバイスをいただきました
アドバイス1
レオンちゃん(猫)、ティアちゃん(犬)の同居のパターン
我が家の愛猫と愛犬はとても仲良しです。
犬と猫を飼うことで共同生活に不安を持つ方もいると思いますが、我が家で犬と猫が仲良くなった方法は子猫、子犬の時期に同時に飼い始めたことです。
子犬や子猫は好奇心旺盛なので飼い始めてすぐに一緒にじゃれあったり寄り添って寝るようになりました。
小さいうちから同じ空間で猫と犬を一緒に飼うことで仲良くなりやすくなります。
猫はあまり寄ってこないというイメージがあったのですが、犬と一緒に生活しているからなのか猫の性格も犬のようにベッタリで甘えたになりました。
犬と一緒に飼い主である私の膝に乗ってくることもあります。
遊ぶときもご飯を食べるときも寝るときも愛犬と愛猫がくっついて寝ているのでその姿にとても癒されます!
ワンちゃんがいつも猫ちゃんにくっついていて、それを嫌がることなく受けれている猫ちゃん!
やっぱり子猫と子犬と同時期に飼い始めたんですね!!
一緒に飼うならどうせなら仲良くなってもらいたいものですね!!仲良くするにも子猫と子犬を一緒に迎え入れるのが一番です!!
アドバイス2
あんずちゃん(猫)、ルークちゃん(犬)の同居のパターン
我が家では犬が先にいたので、ご飯をあげるときはいつも犬を先にしています。また相手をする時はなるべく平等になでたり遊んだります。
家族の食後の膝に乗るのは犬の特権です。
猫は一度に餌を食べずちょこちょこ食べるため、食いしん坊の犬が羨ましそうに見ます。
なので猫の餌皿は犬の目に届かない高い場所に置いています。(感づいていますけど)
また、犬が室内でトイレをすると、猫が必ず汚れたペットシーツを丸めてしまうので、見つけたらすぐに交換します。
お互いに気持ちよく生活できるように心がけています。
どうしても猫の方が勝手気ままな生活スタイルになっているので、犬に対してはちょっぴり大袈裟に褒めるようにしています。
2匹はべったりではありませんが、時にはじゃれたり小競り合いをしながら、お互いにいないと物足りない関係ができていると思います。
先住がわんちゃんだったからわんちゃんをきちんと優先させているとのこと。
そのほかにも猫ちゃんの餌が見えないように工夫されていたり、トイレをすぐきれいにしたり、飼い主さんの努力あるからこそ、お互いが気持ちよく生活できているのが良くわかります。
アドバイス3
らぶちゃん(猫)、ららちゃん(犬)の同居のパターン
犬と猫を同居させるときに一番大事にしていたことは、一番最初に愛犬に猫の匂いを犬が飽きるまで嗅がせたことです。
その匂いを覚えさせてこれから一緒に住むよと犬にお話しました。
そして、猫も子猫だったのでゲージにいれて最初は過ごさせて、飼い主がリビングにいるときに犬と猫を対面させて遊ばせていました。犬が鼻で子猫を転がして遊んでいたときはさすがに怒りましたが、それ以外は二匹に任せて遊ばせていました。
そしてご飯はどちらのご飯も盗み食いができないようにキャットタワーの上にご飯を置いたりと工夫しました。
冬だったのでこたつをおいて二匹で温めあえるスペース作りもして、二人の距離も近づいてきたので、一緒に飼えて良かったと思っています
こちらもわんちゃんが居て子猫を迎え入れています。2匹とも完全に信頼しきっている様子ですね!
やっぱり最初にいたわんちゃんを優先して、そしてきちんと猫ちゃんが来ることをあらかじめ説明したとのこと。
慣れるまでは子猫をケージに入れてすごさせたり、きちんと飼い主さんの目のあるところで対面をさせて遊ばせていたりと万全の注意もされています。
またダメなことははじめからきちんと注意することで、その後の関係性も上手くいっているのですね。
飼い主さんのわんちゃんと猫ちゃんに対するそれぞれの愛がきちんと通じていますね!
アドバイス4
ぱるちゃん・りゅうちゃん(猫)、ももちゃん(犬)の同居のパターン
我が家は2年前に2匹の兄弟猫を引き取りました。
その時愛犬はすでに12歳、初対面の日 猫を自由にして、愛犬(小型犬)を抱っこして会わせました。
愛犬はもともと近所の猫と仲が良かったので、それ程心配してなかったです。ただ猫達が警戒して攻撃する可能性もあったので抱っこしていました。
その他、愛犬は1階に 猫達は2階にと住み分けもしました。万が一相性が悪くても愛犬は2階に上がれないのであまり会わずに済むし、なので飼う当初から決めていました。
まずお互いに匂いを嗅がせてを5日程繰り返した後、部屋に愛犬を下ろした所、ケンカせず受け入れてくれました。
お互い相性の問題もあるけど住み分けが出来ていれば、お互い気にしなくなります。
必ずしも仲良くなるとは限りませんので相性が悪いようならお互いのために、必ず住み分けは必要だと思います。
先住はわんちゃん、次に猫ちゃんという順番ですが、猫ちゃんは子猫ではなかったようです。
ただ兄弟猫を一緒に引き取ったということで、もともと1匹ではなかったことが上手くいったのでしょうね。
またわんちゃんも、もともと近所の猫ちゃんと仲が良かったとのこと。
1階と2階で住み分けをしながらお互いのにおいを嗅がせてからの対面、上手くいかなかったときは完全住み分けにする覚悟もあったとのこと。
準備万端ですばらしい!
やはり上手くいっているケースは子猫・子犬時代から一緒に迎え入れたり、犬が先住という場合が多いですね。
また犬が先住の場合は皆さんきちんとわんちゃんを優先させてあげているところも共通しています。
わんちゃんに猫ちゃんが来ることを話して聞かせたり、どの飼い主さんもわんちゃん、猫ちゃんへの愛情が感じられました。
それから、上手くいかなかった時のことまできちんと考えてから受け入れているところもすばらしいですね!!
猫と犬を同居で必要な猫グッズ
猫と犬を同時に飼うと、それぞれのトイレやベッド、エサをあげる器など、色々と準備しなければなりません。
当サイトでは、猫の生活に必要な道具をまとめた、大事な「トイレ」「猫砂」「爪とぎ」「キャットタワー」などの情報もまとめていますので是非参考にしてみてくださいね!
まとめ
今回は猫ちゃんとわんちゃんが仲良く同居できるためのポイントを紹介しました。
- 猫と犬の習性が違うことを理解すること!
- 猫と犬それぞれの居場所をつくってあげること!
- 同居に慣れるまで目を離さない!
- 餌はわけること!
- 家に迎え入れる順番を気をつけること!
- 上手くいかなかった時のことを考えておくこと!
ポイントをおさえて、ぜひ憧れの犬と猫と暮らす生活を実現しちゃいましょう!!
とはいえ、どんなに準備をしても相性が合わないことはあります。「そんな時どうするか」ということをきちんと考えてから迎え入れてくださいね!!