猫にあげるドライフードはどんなものを与えればいいの?と困っていませんか?
どうやってドライフードを選んでいいか分からない人向けにオススメのドライフードをピックアップしましたので、きっとあなたにぴったりな猫のドライフードが見つかりますよ。
また、食べ物だからこそ「安全」で「安心」な食べ物を選びたいですよね。そんな人のために書いたのでぜひ参考にしてみてくださいね!
この記事を読むとこうなる!
・はじめて猫を飼う人でも猫に合ったドライフードの選び方が分かる
・安全安心なドライフードを選べる
・ドライフードの管理方法が分かる
ドライフードを選ぶ目的は?
毎日食べる猫のドライフードってどんなものがいいの?
猫のドライフードは毎日食べる主食なので、慎重に選んで猫に満足してもらいたいですよね。
毎日食べるものだからこそ、安心して食べてもらえるものがいいです。
ドライフードは栄養バランスもよく、また口内にカスが残りにくく歯周病トラブルなどの原因になりにくいのが特徴です。
好き嫌いもありますが、原材料や製造元など、人間が判断できる材料はたくさんあります。
なにを基準に選べばいいいのか?
うちの子にはどんなごはんが合ってるいるのか?
たくさん種類があって悩みますが、猫の体調や年齢、体質に合うものを選ぶためにしっかり吟味し、猫の気持ちになって選んでみましょう!
国産?それとも輸入?無添加?
こだわるポイントは人それぞれ、猫それぞれなので、オススメな猫のドライフードをご紹介します!
いま人気の猫のウェアラブルグッズのキャットログもこちらにまとめていますので猫の体調管理をしっかりしたい方はこちらをチェックしてみてくださいね。
猫用ドライフードの選び方
ドライフードを選ぶときは目的別で選ぶといいでしょう。
子猫にあげるため
子猫にあげるドライフードは、ビタミンやミネラルなど栄養がたくさん入ったドライフードをあげるようにしましょう。総合栄養食と書いてあるものがいいですね。猫は生後半年くらいに食べたものが成長していく体の形成に影響する他、子猫時代に食べたものしか口に入れなくなる傾向があるので、いろんな味のものをあげるといいでしょう。
また子猫のときはドライフードをふやかして食べさせた方がいいので頭に入れておくようにしましょう。
しっかり栄養をとって健康でいてもらいたい
飼い主としては、猫の健康がなにより気になるところです。健康はストレス等の管理もありますがやっぱり人間と一緒で食べ物が重要です。
そんな時には「総合栄養食」と記載のあるものをあげましょう。これは獣医師から直接言われた事もあるので、間違いないはずです。
最近食いつきが悪くなってきた
猫も毎日同じものを食べると飽きる事もあります。たまに味を変えてみると食いつきがよくなる場合があります。たったそれだけでモリモリ食べてくれれば万々歳ですよね。
いつも食べているものの違う味をあげても食べない場合は、まったく違う種類のものをあげてみてください。
シニア猫になってきたから
一般的にはシニア猫と言われるのは7歳から。しかし7歳になった途端にエサをシニア用に変えなければならないという訳ではありません。
病気がちになったりしたタイミングで変えてあげるのもいいですし、病気の予防という意味で変えてもOK。
いずれにしても、選ぶポイントしては以下を参考に。
- 高タンパクなドライフードはNG
- 出来る限り国産がいい
原材料にこだわったドライフードを食べてもらいたい
子猫でもシニア猫でも原材料にこだわったドライフードを食べてもらいたいという人は「国産」のものを選ぶといいでしょう。
アメリカやイギリスなどに比べると国産の方が安心安全な材料で作られている事が多いので選ぶポイントしてみておくといいでしょう。
国産品猫ドライフード オススメ3選
キャラットミックス かつお仕立ての味わいブレンド
うまみ成分を配合。とびっきりのおいしさを実現!
愛猫の健康維持に配慮して、グルコサミンやハーブを配合。
マグネシウムの量を調整している総合栄養食です。
キャット シーフードアソート
シーフードの色々な味が楽しめる3種アソートタイプ。
猫下部尿路の健康維持に配慮した、低マグネシウム設計。(マグネシウム含有量0.12%:標準値)
おなかの健康維持に配慮して腸内の善玉菌を増やすオリゴ糖を配合。
新鮮小分けでつくりたてのおいしさ!
総合栄養食です。
猫の下部尿路の健康に関する麻布大学獣医学部との共同研究など、新しい臨床栄養学の成果をフルに活かした国産のライフステージ・フード。小分けパックなので風味が落ちません。
国産品ドライフードを選ぶ時の注意点
国産というだけで日本人はついつい安心してしまいますよね!
日本人が日本のものを信用する心理は、誰にでも潜在的にあるのではないでしょうか。
どんなに研究されているものだとしても、輸入品はどこか信用できない…
そんな人に国産ドライフードのメリットをお教えします!
猫ドライフードの輸送・保管
輸送時間がかからないということが一番のメリットです。
輸入品であると輸送している時間にもどんどん賞味期限が切れていきます。
しかも輸送方法や保存方法もなんとなく心配…
海外からだと長距離輸送や季節によって高温輸送なのでは?という心配がありますが、国産の場合そんな心配は無用です。
猫ドライフード製造元の信頼性
原材料だけでなく製造元の所在地、メーカー方針など、確認しやすいことがメリットです。
国産のペットフードメーカーは人間用の食品を製造しているメーカーも多く、 減塩や高齢用など、種類も豊富にあるのが特徴です。
日本猫に合わせた味になっているのも、長く愛されている秘訣なのもかもしれないですね!
輸入品猫ドライフードのオススメ3選
室内飼い猫用 インドアキャット 1~10歳 ターキー&チキン 2.2kg
ヘルシーなターキーを主原料に、食物繊維のセルロースとイヌリンを配合。合成着色料・香料は添加していません。
またピュリナワンの実際に与えている人達の口コミをまとめた記事もあるので参考にしてみてくださいね。
室内で生活する成猫用 4kg
消化率を高め、糞便の量とニオイを軽減。
適度なカロリー含有量、毛玉の形成を抑制。
健康な泌尿器科を維持するためにミネラルバランスを調整。
フィッシュ&ハーブ プレミアムキャットフード 1.5kg
最大の特徴は、大海で水揚げした天然の魚とイタリアの大地で収穫した米。
そして、消化や胃腸をサポートするビール酵母を配合し、ヨーロッパ人の食生活において伝統的に取り入れているハーブをメインに配合。
海の魚は豊富なたんぱく質の宝庫で、さらにDHA・EPAも摂取でき、米は消化の良い穀物中最も優れた栄養源です。
また、上記以外にも人気のモグニャンキャットフードに関してもまとめているのでよかったら見てみてくださいね。
輸入品猫ドライフードについて
海外のドライフードはなんか抵抗がある…国産のほうがなんだか安心する…
そんな方にも安心してオススメできる商品と理由を紹介しました。
輸入品ドライフードの安全性は?
欧米をはじめとした先進諸国は、近年ペットに関する法律が厳しい国が増えてきました。
そのため、原材料や製造工程など、厳しく管理された上で商品化されているものも多く、海外のものは信用できない、という気持ちを払拭するほどの高品質なものがあります。
特にヨーロッパにおいては原材料だけでなく製造工程、原材料の土地、農薬の有無など、チェック項目が厳しい国が多く見られます。
その理由として、動物愛護の法律が厳しく定められている国が多いということが一番に挙げられます。
その点においては日本は少し遅れをとっている印象ですね。
ここ最近になってやっと、殺処分の件数やペット保護についての議論が始まった印象です。
ネットショッピングも日常化してきたこともあり、以前に比べ海外製品を簡単に手に入れることができますよね。
しかし、すべてが信頼できるものではありませんので注意が必要です。
輸入方法の確認をするのは難しいですが、正規代理店が日本国内に存在しているのか、相談窓口がメーカー直結なのかなど、いざというとき日本製と同じように対応してくれるかという点がポイントです。
愛猫が長生きするために、しっかりメーカーの特徴やポリシーを調べた上で購入しましょう!
グレインフリードライフード オススメ3選
穀物フリー アダルト サーモン 2kg
穀物が苦手な猫のために、穀物不使用のフードをを実現!
製品はすべて自社の工場で生産され、厳しい独自の検査基準を設け、原料の品質、均一性、安全性の確保に向けて厳格な検査をおこなっています。
ロッキーマウンテン グレインフリー チキン&ターキー 猫用
原料に肉副産物は一切含みません。
グレインフリーです。
着色料・保存料不使用。全年齢対応。
食物繊維の豊富な「レンズ豆」や「ひよこ豆」を使用し腸の健康を維持します。
ワイルドプレイリー 猫用
鶏肉を中心に構成し、嗜好性の良さが特徴です。
不必要な炭水化物量を抑えるために穀類とじゃがいもゼロです。
地元の草原農場産の放し飼い鶏肉、七面鳥肉、巣に産み落とされた卵、また北部湖産の天然パーチなどを豊富に使用しています。不必要な炭水化物量を抑えるために穀類とじゃがいもゼロです。フルーツと野菜を使用。
グレインフリードライフード
グレインフリーとは❝穀物不使用❞という意味です。
このワード、最近よく耳にしますよね!
「なんとなく体に良さそう」と思いがちですが、どんな猫にも合うわけではありません。きちんと特徴を理解して購入しましょう!
猫ドライフードの消化のしやすさ
野生の猫の主食を想像してみてください。
よく漁港で魚を口に加えている光景を目にしますよね。
猫はそのイメージどおり、肉や魚をエネルギーに変えることが得意です。
そのことで「穀物は消化できない」という印象を持っている人が多いと思いますが、「消化できない」のではなく「たくさんの量は消化しにくい」というのが正解です。
通常のドライフードは穀物が入っていても加熱処理されているために消化しやすい構造になっています。
しかし、大量の穀物は猫にとってあまり良くありません。
実際に穀物40%以上含有のドライフードは消化不良を起こしやすいという報告もあるため、原材料の割合もチェックしてみましょう!
穀物アレルギー対策
穀物不使用というだけあって、穀物を消化できない猫においてはオススメのフードです。
しかし、健康的だからという理由だけで与えることはオススメしません。
消化不良や下痢が続いた場合にドライフードを変えてみようと思うことは皆経験があると思います。
しかし素人が勝手に原因を特定するのは大変危険です。
その原因がドライフードの原料なのか、ウェットフードなのか、いつ食べさせたものなのか、それともなにか病気にかかったか?
愛猫が不調になったらまずは病院へ直行し、獣医さんにおまかせしましょう!
グレインフリーのフードは穀物を使用していない代わりに、動物性の原材料が多く使用されている場合があります。
アレルギーの原因が穀物ではない場合、逆に症状を悪化させる場合があるので注意してください!
ダイエット用 猫ドライフード オススメ3選
プリスクリプション・ダイエット チキン ドライ
体重管理と繊維が必要な状態に配慮し、低カロリーと高食物繊維で、繊維反応性疾患に対応することが科学的に証明されたフードです。
糖尿病の管理に配慮しています。
低脂肪・低カロリー、可溶性繊維と不溶性繊維のバランスの良い組み合わせ。
高食物繊維に調整。
マグネシウムと塩分含有量を調整。
適正体重の維持が難しい成猫用
体重管理の維持が難しい猫用のドライフードです。
猫は様々な理由で太りやすくなってしまい、適正な体重にすることが難しい動物です。
ロイヤルカナンステアライズドアペタイトコントロールは元々食欲旺盛な猫や、避妊や去勢によって太りやすくなってしまった猫に対して、少ない量で猫の食欲を満たしさらに満腹感を持続させることができます。
メタボリック エネルギー コントロール
炭水化物源を「ピュリナワン美味を求める成猫用チキン」(既存の標準成猫用製品)と比較して27%低く設定しており、フードのメタボリックエネルギー(代謝エネルギー)をコントロールしています。
L-カルニチン・タウリン配合
運動不足気味な愛猫の健康に配慮した栄養設計となっています。健康を維持して機敏な動きに貢献します
低脂肪・高たん白設計
主原料として低脂肪で高たん白な新鮮なターキーを使用しています。高品質のたん白質が筋肉や心臓の健康維持に貢献し、また脂肪分を低く設定することで愛猫の適切な体重を維持します。
ダイエット用猫ドライフードの特徴
最近は室内猫も多くなり、運動不足も心配ですよね。
他の猫に比べてどうなんだろう、と心配になる方も多いと思います。
動物病院に行くのも予防接種の年1回だけだし、適正体重かわからない…
でもなんだか最近少し太ってきたかも、という子に合うドライフードの特徴をお教えします!
低脂肪 猫ドライフード
高タンパク ダイエットというワード付きのドライフードは、
白身魚など低脂肪の原材料の割合が多く、且つ高タンパクということが特徴です。
タンパク質は筋肉を作る効果もあるため、運動不足な猫にはオススメです。
ただ低脂肪という食事だけだと人間と同じように猫も満足感を得られません。 炭水化物と脂質が低く、高タンパクのドライフードを選びましょう!
高齢用 猫ドライフード オススメ3選
高齢猫の腎臓の健康維持をケア。
良質なたん白質: 高齢期の猫の腎臓の健康維持を考慮して良質なたん白質を適切な量で配合。オリゴ糖配合。
関節の健康維持: 天然のグルコサミンとコラーゲンを配合し、関節の健康維持をサポート。
ビューティープロ 猫下部尿路の健康維持 低脂肪 11歳以上
11歳以上の猫用の総合栄養食です。
マリンコラーゲン3000mg/kg、ヒアルロン酸、オリゴ糖、L-カルニチン、コエンザイムQ10、天然食物繊維、GABAを配合
マグネシウムを0.075%(標準値)に調整。カルシウムとリンを低減(ビューティープロ キャット 成猫用比約30%カット)
pH6.2-6.4(設計値)です。
必要なたんぱく質量は維持し、脂肪分を約20%カット
毛玉対応 15歳以上 かつお味・焼きタラ・ちりめん添え
15歳以上の高齢猫の健康に配慮された総合栄養食です。食物繊維が豊富で毛玉の排泄も助けます。おいしく食べて健康を促進できる嬉しいフードです。
高齢用 猫ドライフード
猫の高齢期は7歳~と言われることもあります。
一般的に販売されている高齢用のフードは11歳~などと記載されているものが多いですが、猫の種類によって寿命や体の特徴も違うため、その子に合ったタイミングで高齢用フードに切り替えましょう!
猫ドライフードの低カロリーを与えるタイミング
高齢になればなるほど、消化不良を起こしたり代謝が落ちます。
だからといって7~8歳くらいでは食事の量が大きく変わるほどの年齢でもないため、いつもどおりの量で健康を維持するためには、低カロリーで消化にいい食事にすることが需要です。
ただしハイシニアと呼ばれる11歳ころからは痩せやすくなるため、安易に低カロリーだから良いというわけではありません。
下部尿路疾患に気をつけよう
猫はもともと水を飲む習慣がないため、水分量やミネラルをバランスよく摂取するためにフードで調整する必要があります。
また、猫は高齢になればなるほど、下部尿路疾患になりやすいと言われています。
特に膀胱炎になりやすく、慢性化すると重大な病気につながるので尿路ケアを欠かさないようにしましょう。
おしっこの量が減ったり、何度もトイレに行くけどしている形跡がないなど、 普段と変わったことがあればすぐに病院へ行きましょう。
そうなる前に、普段の食事で下部尿路疾患を少しでも遠ざけるためには、マグネシウムなどのミネラルを調整した食事にする必要があります。
尿路結石症になる猫も多く、その原因として体内に存在しているミネラルが石となり その石が尿路を塞ぎ適切に排泄されず炎症を起こしていまいます。
「尿路」や「泌尿器」というワードを謳っているフードはミネラルを調整しているのが特徴なので、ウェットフードでの水分量調整だけでなく、ドライフードも体調に合わせて見直しましょう!
毛玉ケア用ドライフード オススメ3選
銀のスプーン 贅沢うまみ仕立て 食事の吐き戻し軽減フード
食事の吐き戻しを軽減する世界初のドライフードです。
新開発の食物繊維の力で、お腹の中で粒がすばやくふやけて崩れるので、ドライフードを粒のまま吐き戻すことを軽減します。
毛づくろい等で飲み込んでしまった毛の排泄を助けるために、食物繊維を配合。
モンプチバッグ 毛玉 5種のブレンド
栄養たっぷりの厳選食材「まぐろ」「かつお」「鯛」を絶妙なバランスでブレンド。
下部尿路の健康維持に配慮しています。
フレッシュチャック付きアルミパックのパッケージとなっています。
毛玉ケア猫ドライフードの選び方
猫はグルーミングをすることが習慣です。
知らずしらずのうちに体内に毛が蓄積されてしまうことがありますが、毛玉を吐き出すのが苦手な子もたくさんいます。
うちの猫も1年に1回程度しか毛玉を吐かず、ふと心配になったりします。
長毛の猫だけでなく、どんな猫にも腸内環境を維持するために毛玉ケアフードの特徴をお教えします!
食物繊維が豊富
毛玉配慮を目的としたフードは食物繊維が豊富に含まれています。
猫は毛を消化せず腸内に溜めてしまうため、うんちと一緒に排出することが大事です。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維
食物繊維には「水に溶ける水溶性食物繊維」と「水に溶けない不溶性食物繊維」があります。
水溶性食物繊維=血中コレステロール値を下げ、腸内の善玉菌を増やす
不溶性食物繊維=繊維質であるため水分を吸収し排便しやすくなる
どちらの食物繊維もバランス良く含有されているビートパルプ(サトウダイコン)が配合されているものがオススメです。
猫にもオリゴ糖を
オリゴ糖などに代表されるプレバイオティクスは善玉菌を増やす効果があります。
なぜなら、プレバイオティクスは吸収されにくく大腸まで届き、ビフィズス菌などの餌となって善玉菌を作ってくれるからです。
人間にとっても善玉菌は大事だと言われていますが、自分でごはんを調整できない猫にこそ腸内環境を整える食事を意識しましょう!
初めて猫を飼う時に気をつけるべきごはんの与え方
子猫から成猫まで、猫の成長に合わせたごはんの選び方をご紹介します。
初めて猫を飼う方や飼っている猫の年齢が変化したときなど、体に合うごはんが何なのか分からないときありますよね。もちろん猫の好みも大事ですが、最初に与えるごはんをどう選ぶか、また数あるフードそれぞれの目的を知ることで日々の食事が決まっていきます。
口から入るものでカラダは作られます。猫の成長に合わせて栄養バランスと消化の良い食事を心がけてみてください。
ドライフードの注意すべき管理方法
ドライフードは字のごとく、乾いているので水分がほとんどありません。その為、空気にふれさせておくともちろん湿気ます。
人間の食べ物と一緒で、湿気ると「劣化」「味が劣る」という事になります。猫がドライフードをあまり食べなくなって来ているという心当たりがある人は、密閉容器に移すなどし対策してください。
猫に劣化してまずいドライフードをあげてしまってはあまりにも可愛そうです。食べることがすごく好きな猫なので新鮮でおいしい状態で食べてもらいましょう。
猫にごはんを与えるとき注意するべき3つのポイント
急な変化はNG
人間同様、猫も急な変化は対応できずに体調を崩す場合があります。
液体から柔らかい固体へ、柔らかい固体から硬い固体へ、と徐々に段階を踏むことが重要です。
消化・排泄の状態を見極める
猫の体はすぐ大きくなるので大人になった気になりますが、胃腸がまだ完全ではない場合もありますので消化と排泄の状態をよく見ながら切り替えましょう。
水分量を減らさないよう注意
液体から固体へ変更し完全にドライフードが食べられるようになった際、水分量が激減しないよう気をつけてください。
水分量が減ると消化不良を起こしたり泌尿器の病気になりやすくなったりします。
ウェットフードとのバランスやおやつなどで必ず一定量の水分を摂取するよう心がけてください。
猫の成長に合わせてごはんを変化させよう
授乳期 ~4週間
まだ乳歯が生えていないので 子猫用のミルクを与えましょう。牛乳はNGです。市販されている猫用ミルクには感染症から身を守る免疫抗体や脂質タンパク質も計算され入っています。
最初は動物用哺乳瓶で始まり、徐々にお皿へ変更してあげてください。
皿で飲めるようなら哺乳瓶でなくても構いません。お皿に慣れていくことで成長に伴いごはんを食べる習慣も身につきます。
その子に合わせて段階的にお皿の高さやツールを変えていきましょう。
離乳期 5週間~2ヶ月
生後4週間を過ぎた頃から乳歯が生えてきます。固形物も食べられるようになるのでごはんを開始しましょう。
ミルクを突然やめるのではなく、ミルクの量を減らしながらごはんを増やしてください。
何事も急な変化はNGです。離乳食として市販されているウェットフードや、ドライフードをお湯でふやかして与えるなど食べやすく消化しやすいごはんを与えてください。
消化器はまだ発育途中なので、1日あたり5~6回程度に分けて与えると良いでしょう。
お仕事している方は細かく分けるのは難しいと思いますが、お皿を小分けにして数種類置くなど工夫してみてください。
また新鮮なお水をお皿や低いコップで飲ませてあげましょう。水を飲む習慣をつけてあげることで泌尿器の病気予防にもなります。
ちなみにミネラルウォーターではなく水道水でOKです。硬水などを与えると尿路結石などの病気になることも。
いつもキレイで新鮮なお水を与えてあげましょう。
発育期 2ヶ月~10ヶ月
離乳食から子猫用のごはんに切り替えることができます。
消化できる力もだんだんと強くなりますので、ドライフードのふやかす時間を短くしたり、ウェットフードにドライフードを混ぜることで慣れさせましょう。
急に全量切り替えるとお腹がびっくりしてしまうので、少しずつ切り替えるよう注意してください。
食事の回数は6ヶ月くらいまでは1日あたり3~4回程度を目安に。猫の食欲に応じておやつや主食の量を変えてみてください。
成猫期 10ヶ月~
10~12ヶ月程度で立派な大人猫になります。食欲とうんちの様子を見ながら、大人用の食事に切り替えてください。
食欲も排泄も問題なければ、特に大きな気を遣うことない食事になる頃です。
目安は1日あたり1~2回程度。猫は狩猟本能があるためその場で全量食べることはせずそのとき食べられる量しか食べませんが、ペットフードに記載されている量を目安に与えてあげましょう。
常に新しいごはんと水をあげてください。
ここからは体重も安定してくるので、ごはんの量を適正に保ち健康を維持しましょう。
シニア期 11歳~
だんだんと消化機能も落ちてくる年齢です。
7歳頃からシニア期と言われることもありますが、雑種猫は丈夫と言われているので目安となる年齢は猫種によります。
猫の体調によっては特にごはんを変える必要がない場合もありますが、飼っている猫がどのような状態なのか、ごはんを変更する必要があるのかを獣医さんへ相談してください。
また、うんちの状態が少しでも変わるようであれば、カラダに合わせたごはんに変更しましょう。
ごはんを変更する場合、脂質やカロリーを抑えた消化に良いものに変えましょう。
シニア用として販売されているものは栄養バランスを考えたものになっているので問題ありません。ただ、猫ごはんには「総合栄養食」と「一般食」があります。ごはんを切り替える場合は必ず一つは「総合栄養食」を残すように気をつけてください。総合栄養食とはその名の通り、栄養価を考慮しメインフードとして成立するごはんです。一般食だけの食事だと栄養バランスも偏り、消化機能が落ちてしまうこともあります。
泌尿器や胃腸が弱い猫にとっては栄養と水分量が重要なので、選んだごはんがどのような分類なのかを確認してください。
飼い主が猫の健康を管理することを忘れずに
猫は自分でごはんを選べません。猫の健康を維持するのは人間の役目です。
口から入ったものでカラダが作られるので、栄養バランスが良く猫が好む食事を続けることで健康も維持されます。
猫はグルメなので好き嫌いが激しいです。ごはんを切り替えるときは大量に買うのではなく、飼っている猫が好んで食べるものがなにか探るところから始めましょう。
初めて猫を飼う人も、長年飼っている人も、今となりにいる猫にあげているごはんが合っているのか参考にしてみてください。
おいしく健康に、人間も安心できる食事を選び一緒に過ごしましょう!
まとめ
猫のために安心安全のドライフードを選ぼう
いかがでしたか?猫に合ったドライフードといってもたくさんあって迷いますね。
毎日食べるものだから一番安心なごはんをあげたいですよね。
体調と年齢に合ったドライフードを是非厳選してください!
うちの猫は生後3ヶ月から11歳の今まで、ずっと変わらず同じドライフードを食べています。
気分転換に…と違う種類を買ってあげたことがあるのですが次の日体調を崩し、それからは一度も変えることなく決まった定番ドライフードにしています。
ちなみにうちは「国産」にこだわって食事をあげています。
海外のキャットフードも種類が豊富で、栄養価が高いものがたくさんありますがいつでも手に入る定番を、と思い国産ドライフードにしています。
好みだけでなく「年齢や体質に合ったごはん」にしなくてはなりませんね。
毛玉をためやすい子には毛玉配慮タイプを、消化不良を起こしやすい子には穀物含有量が少ないタイプを、などおやつとのバランスも考えて工夫が必要です。
カラダをつくる食事こそ妥協せず、猫が健康に長生きできる食事を選びましょう。
実はプレゼントでも喜ばれるドライフード
ドライフードは意外とプレゼントとして喜ばれる事があります。ただ、猫も好みがあるので事前にプレゼントを渡す人に聞かなければなりませんが、飼い主としてはうれしいので選択肢にひとつに加えてみてはいかがでしょうか。