生まれたての子猫を拾ってしまった!!譲り受ける予定がある方!
子猫を飼うことがはじめてだと「何を飲ませたらいいの?」、「与え方はどうするの?」と不安がいっぱいですよね。
ペットショップでは49週以上、譲渡会では1ヶ月半くらいからの引渡しが普通なので、あなたがまだミルクが必要な生まれたての子猫ちゃんと出会えたのは幸運な事なんです!!
子猫が哺乳瓶でミルクを飲む時期は早い子で1ヶ月間程度で終わってしまいます。
ミルク期間は短いので、正しい授乳の知識を持って育てていきましょう!
こちらの記事では生まれたての子猫のミルク、授乳の知識、哺乳瓶でミルクを飲む時期はいつ頃までなのか?を紹介していきますね!
子猫を迎え入れる予定がある方、迎え入れた方はぜひ参考にしてみてください。
生まれたて子猫のミルクの飲ませ方!量や哺乳瓶はいつまで使うの
生まれたばかりの赤ちゃんって本当に小さくて、食事も排泄も自分では何もできないんですよね。
よわよわの子猫ちゃん(ヨタミ〜)可哀想に骨ばっていたけれど、メキメキと元気を取り戻してきました。今朝のミルク飲んだあとの体重は240g。良い調子! pic.twitter.com/E0MJbpYCvq
— おおあみなおこ (@gogowannyan) 2013年5月27日
特に食事に関しては生まれたばかりで母親猫から離れてしまっている子猫ちゃんは、飼い主さんが責任をもってきちんとミルクを飲ませてあげる必要があります。
ミルクもはじめから上手に飲める子もいれば、飲むのがヘタクソな猫ちゃんもいます。
なかなか飲んでくれないと心配だし、なかなか根性のいる仕事ですが、かわいい飼い猫ちゃんの為にぜひ正しい知識をつけてくださいね!
生まれたての子猫のミルクの飲ませ方!
まず、授乳前に準備する物はこちら。
- 子猫用のミルク(液体タイプor粉末タイプ)
- 哺乳瓶
- フワフワしたタオル
- ティッシュやペット専用ウェットティッシュ
ミルクの種類を選びましょう
ミルクは液体タイプと粉末タイプの2種類があります。
液体タイプは温めるだけで与える事が出来るのでとても楽です。
しかし、生まれたての子猫の1回の授乳量は猫ちゃんによっても違いますが、とても少ないので飲みきる事ができないことが多いです。
そんな時は「余ったから置いておこう!」はとても危険!!ですので止めてくださいね!
菌が繁殖してしまい、子猫の命に関わるので飲みきれない分は捨てて下さい。
粉末タイプは、粉を哺乳瓶に入れてお湯で溶かして与えますので、作る手間がかかりますがお湯に溶かさなければ保存が出来る点が利点です。
コスト的には粉末タイプの方が保存が効く為オススメですが、毎回お湯を沸かし、溶かすのが面倒なので、コストが気にならない方は液体タイプがオススメです。
我が家は粉末タイプのこちらを使っていました。
(※クリックで詳細が見れます)
絶対に与えては行けないのは人間が飲む牛乳です。
子猫は母乳から免疫・栄養を貰うのが一般なので、牛乳では栄養が補えないですし、お腹を壊してしまう恐れがあるので、必ず子猫用のミルクを与えて下さい。
子猫にミルクを上手に飲ませるコツ
うつ伏せの状態で、膝に乗せるか抱っこします。
仰向けは吐き戻しや気管に入ってしまう恐れがあるので、必ずうつ伏せでお願いします。
抱っこの場合お腹をキツく抱くと苦しく飲みにくいので、お尻を支えてみて下さい。
哺乳瓶の乳首を鼻と口の間くらいにちょんちょんと当ててあげると子猫は本能的に口を開けて乳首を探してくれるので、優しく口に乳首を入れてあげて下さい。
これは私の体験でミルクを飲ませるコツなのですが、子猫が乳首を吸い出したら、飲ませようと押し込むのではなく、逆に凄く軽~い力で、口から抜こうとしてみると・・・!
ミルクが出てくる乳首が離れていってしまうと感じるのか、吸引が上手く出来ない子もとても上手く吸うことが出来ます。
そして授乳中は母親になったつもりでフワフワのタオルで身体をくるんであげると、落ち着いてたくさん飲んでくれます。
母猫のお腹はとても暖かいのでしょう。
母猫からミルクをもらっているような環境にしてあげることも大切なポイントです!
その他の注意点ですがミルクの作り置きは絶対にNGです!
哺乳瓶使用後は綺麗に洗い、熱湯消毒を忘れずにしましょう!
菌が繁殖して子猫の命に関わる危険があります。
子猫のミルクの量と与える回数は?
ミルクの量の目安は生後1週間の場合は1回7cc程度、生後3週間の場合20cc程度です。
しかしミルクのメーカーによっても若干量に違いがありますので基本的には商品の規定量にしたがいながら、あなたの子猫ちゃんの飲み具合にあわせてあげてくださいね。
ミルクの濃さは規定通りにしましょう!
薄すぎると栄養不足に、濃すぎると下痢をおこしてしまう可能性があります。
飲んでくれない原因にもなるので、使用のミルクの規定通りの濃さで作って下さいね!
与える回数は、生後1週間の場合1日6回程度、生後3週間で1日4回程度で、基本、お腹が空くと鳴き出すので、鳴いたら与える感じで大丈夫です。
私は2匹の子猫を育てましたが、1匹は毎回6時間おきにミルクを欲しがり、2匹目は3時間おきにミルクを欲しがりました。
飲む量も1匹目は少なく(飲ませ方が下手だったのかも・・・)、2匹目は缶の裏記載量より沢山飲みました。
量も回数も猫ちゃん個体差があるので、子猫の間は欲しがるだけあげて頂いて大丈夫です。
気を付けないと行けない事は、飲む量が余りにも少ない、欲しがる時間が6時間以上長いと栄養失調になってしまいますので、その場合は動物病院を受診して下さい。
私の1匹目の子も飲む量がとても少なく、毎回6時間おきだったので、病院に連れていった結果、栄養失調と診断されました。
その後は点滴をしてもらい、お薬をもらい、その後元気に育つことができました。
「おかしいな?」と思われたらまず、自己判断せず病院へ連れて行ってくださいね!
子猫がミルクを飲んでくれなくて困ったら?
上手に飲ませるポイントをきちんと守っても飲んでくれないこともあります。
そんな時は以下の点を確認してみましょう!
哺乳瓶の乳首の穴が小さすぎて吸えていないかも?
乳首の穴が小さすぎると子猫は上手くミルクを吸うことができません。
乳首の切込みをもう少し大きくしてみて下さい。
ミルクの温度は適温ですか?
ミルクの温度は人肌程度がベストで、作ったミルクを手の平に垂らしてほんのり暖かいくらいが丁度いいです。
熱すぎても、冷たすぎても子猫は嫌がります。
冬の寒い日でしたら、お湯を入れた器に哺乳瓶を付けて温めながら与えてみて下さい。
子猫はゆっくりミルクを飲むので、冷めてしまっているかもしれませんよ?
ミルクの前と後に排泄はさせていますか?
ミルクの前後にお尻部分を刺激して、オシッコとウンチをさせて下さい。
ウンチはなかなかしてくれないですが、オシッコは、ミルク前と後に必ずしてくれていました。
排泄を忘れてミルクをあげた事が何度かありましたが、全然飲み方が違います。
必ず排泄させてからミルクをあげて、終わったらまた排泄させて寝かせてあげるようにしましょう!
全て試したけれど飲んでくれない時は?
栄養が取れていないのは危険です!
動物病院にいって相談、診察して下さい。
放っておくと命の危険があります。
病院では点滴や状況に応じたアドバイスをしてくれるので、1日中飲まない事があれば受診をオススメします。
哺乳瓶はいつまで使うの?
3週間から5週間で子猫の歯は生え揃うと言われています。
歯が生えてきて哺乳瓶の乳首に歯があたりボロボロになった頃が哺乳瓶を卒業し、離乳食へと移行する時期です!
3週間~5週間あたりにかけてお皿にミルクを入れて、お皿から飲む事を勉強させていきましょう。
お皿からミルクを飲めるようになれば、離乳食のスタートです!
「全然お皿から飲めるようにならない!?何故?」と心配の方も大丈夫ですよ。
私の2匹目の子は3ヶ月までお皿も離乳食も知らん顔!ミルクちょうだいとおねだりして哺乳瓶で飲んでいました。
甘えん坊だったんですね。
病院で相談もしましたが、「ミルクは栄養があるから、大丈夫!!飲みたいだけ飲ませてあげて」と言われたので、安心したのを覚えています。
哺乳瓶の口は付け替えを買い、それも噛み倒されてぐちゃぐちゃでしたが、今となれば他の子よりも長い間哺乳瓶でミルクを飲む愛おしい顔を見ていられた事を嬉しく思ったりもしています。
まとめ
今回は生まれたての子猫のミルクの飲ませ方や量、哺乳瓶はいつまで使うのかを紹介しました。
上手な飲ませ方のポイントとしては
- うつ伏せの状態で飲ませること
- ふかふかのタオルで包んで母親猫を感じさせてあげること
があります。
また飲まないからと哺乳瓶を口に押し込まずに、逆に軽く引いてみたりすると上手くいく可能性もありますので試してみてくださいね。
それでも飲んでくれない場合は
- 哺乳瓶の穴が小さすぎないか
- ミルクは適温か
- ミルクの前後に排泄をしているか
などもチェックしてあげてください。
それでも改善されない場合は、栄養失調も心配されるのでためらわずにすぐ獣医さんにかかりましょう!
ミルクの量は基本的にミルク缶に書いてある通りに与えますが、それ以上欲しがる場合は飲めるだけ与えてあげましょう。
哺乳瓶は早くて1ヶ月から離れますがこちらも個人差があるので、一般的でないからといって焦らなくても大丈夫です。
ミルク時期を体験出来た飼い主さんはとても幸運です。
母猫になったつもりで、優しく、暖かく、ミルク時期の短い期間の想い出をたくさん作ってくださいね。
しかし、まだ哺乳瓶で飲ませたい、あの顔が見たいと思う飼い主さんも多いと思われます。
自分の子猫ちゃんのペースに合わせてあげるのもいいものですよ。
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