雑種猫と暮らすメリット•デメリット!魅力や性格•寿命と健康面についても

猫にもたくさんの種類がありますが、日本で飼われている猫の多くは雑種だと言われています。

なんと割合でいうなら全体の80%を雑種猫が占めているそうです。

血統種ではないため人気の猫種ランキングなどには出てきませんが、実質飼われてる人気でいうなら断トツ1位!

血統種には血統種ごとに特徴があったりしてその種類の子だからこその魅力がありますが、雑種にも雑種ならではの魅力があるんです。

猫と暮らしたいなぁと思われている方はぜひ雑種猫も候補の1つに入れてほしいと思います!

ということで今回は、外で見かけると思わず拾って飼いたくなっちゃう、そんな人の心を惹きつける雑種猫について

  • 雑種猫と暮らすメリット・デメリット
  • 雑種猫の魅力や性格
  • 雑種猫の寿命と健康面

この3つをお伝えしたいと思います!

目次

雑種猫と暮らすメリット•デメリット!魅力や性格・寿命と健康面についても

ではさっそく、雑種猫と暮らすメリットとデメリットからお伝えしていきたいと思います。

雑種猫と暮らすメリット・デメリット

雑種猫だからこそのものはあるのか?

気になるそんな点を見ていきましょう。

【メリット1】お金がかからない

これは意外と重要なことです。

血統書を飼おうと思ったら、どうしても育てられなくなった友人が近くにいたり、保護猫としてたまたまいたりしない限り、まず初めに飼う前から数十万単位のお金がかかります。

ですが雑種なら

  • 野良猫と仲良くなってそのまま迎える
  • 捨て猫を拾う
  • 保護猫の里親になる

などの方法で飼い始めることができます!

野良猫だったからこそはじめに病院へ連れて行ったり、里親になるときにちょっとお金がかかる場合もあるかもしれませんが、血統種のお値段と比べればその差は歴然。

猫を飼う時の初期費用や野良猫を迎え入れる時の注意点などはこちらも参考にしてください。

猫を飼うのに必要な準備・初期費用や一生にかかる費用はどのくらい?覚悟が必要な理由

野良猫を飼う時の注意点!準備や慣れるまでかかる時間は?

また後ほど詳しくお伝えしますが、基本的に雑種の方が血統種よりも健康的であり病気になりにくいため、飼ってからの病院代等についてもお金がかからない傾向にあります。

例えば我が家のスコティッシュだと骨りゅうができやすい1歳になるまでは毎月レントゲンを撮って骨に異常がないか確認していましたが、雑種であればこのような病院代もかからなかったはずです。

お金はかからないに越したことはないので、個人的には大きなメリットだなと思っています。

【メリット2】幼齢の頃から育てられる

ペットショップやブリーダーでは生体販売するにあたって猫が生後何日経過しないと人前に出られないということが決められています。

なのでいくら子猫といってもペットショップで見かける猫たちは大体生後2ヶ月半から3ヶ月を過ぎた子たちです。

それに対して野良猫は生後何日経過しないと拾ってはいけない、なんて法律はありませんから例えば生後1週間くらいの子でも飼うことができます。

本当に幼い頃から育てるのは大変ですが、その分猫も飼い主大好きな子になりますし、幼齢時の暮らし方でその後の社会性や性格も変わってくるので、飼い主さんの育て方次第で最強に自分好みの愛猫ちゃんになります。

生まれたての子猫の育て方はこちらも参考にしください。

子猫の育て方!お風呂や留守番はいつからできる?

生まれたて子猫のミルクの飲ませ方!量や哺乳瓶はいつまで使うの?

続いてデメリットですがデメリットは基本的に成猫の場合のみです。

子猫についてはこれといったデメリットは特にありませんし、成猫の場合のみデメリットがあると言っても必ずしも当てはまるわけではありませんし、工夫すれば問題ないことばかり!

さっそく見てみましょう!

【デメリット1】外に出たがる可能性あり

子猫の頃から完全室内飼いであれば雑種であっても外に出たがるような事はありませんが、成猫から飼い出す場合は外に出たがる可能性があります。

といっても脱走防止策をきちんととって、外に行かずとも家の中で楽しめるようにキャットタワーなんかも用意して猫が楽しめるようにすればいずれ外に出ようとはしなくなるので、そこまで気にする必要はありません!

猫の脱走防止用の柵も市販で自分で取り付けられる簡単なものもたくさんありますよ。

ねこ専用脱走防止扉【にゃんがーど】 なら壁や床を傷つけない、オーダーメイドができる柵もありますので賃貸などでも安心して使えます!

おすすめのキャトタワーも紹介しているのでこちらも参考にしてくださいね。

猫のおしゃれなキャットタワー紹介!狭い部屋や子猫・シニア用におすすめな商品も!

それに血統種でも外飼いしていたら外に出たがるので、確率が高いというだけの話であって必ずしも雑種だからのデメリットではありませんよ!

【デメリット2】慣れるのに時間がかかることもある

基本的に雑種の成猫であっても1週間ちょっとあれば懐いてくれますが、中には1ヶ月以上かかる子もいます。

血統種の成猫は飼い猫ならもちろん、野良であったとしても1度は人に飼われていた子なので人馴れもしていますが、雑種の成猫は人なんて道端で見かける程度…なんなら虐待されたこともある、という子もいるため慣れるのに時間がかかることもあります。

なので血統種と比べたらデメリットと言えてしまいますが、そんな子が心を開いてくれたら本当に嬉しいですよね!

デメリットは言ってしまえばその子によるところが大きいので、子猫はもちろん大人の猫であっても該当しないことが多々あります。

そう思えばメリットの方が大きいとも言えますね。

もちろん雑種・血統種に関わらずこの子だと思った子を飼うのが1番ですが、ぜひ雑種も候補の1つに入れみてほしいなと思います!

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雑種猫の魅力や性格

雑種猫にはたくさんの魅力がありますが、何よりもの魅力はその子にしかない特徴があることじゃないかなと思います!

雑種猫は柄が多種多様なことはもちろん、尻尾が短かったり長かったり特徴を持った子が多いですよね。

もちろん血統種にもその子にしかない特徴はあります。

我が家のスコティッシュもアメショーもこの子達だからこその魅力や特徴があるんですが、きっと他人から見たら柄に多様性のあるスコティッシュはまだしもアメショーに至っては他のアメショーと全く同じように見えるはず…。

対して雑種猫には性格や行動だけじゃない、その子にしかない身体的な特徴を持っていることが多く誰から見てもオンリーワンな部分がとても魅力的です!

また雑種猫は猫を初めて飼うにはうってつけの飼いやすさも魅力ではないでしょうか?

血統種の場合、人の好みに合わせた交配をされて生まれた子も多く、本来の猫の顔つきや身体つきからちょっと違った子もいますよね。

そういった子は顔が平面的な猫種なら目やにが溜まりやすかったり、鼻がつまりやすかったり、足が短いマンチカンなら脚に負担が大きくなりやすかったり、日頃のお世話やケアに時間を取られることも多々あるんです。

目や鼻のケアなんて猫も嫌がるからもう飼い主は大変という…。

ですが雑種猫なら猫本来の姿でいることが多いので、そういったお世話は必要なくなってきます。

はじめて猫を飼うに当たって注意する点が少ない、お世話もそこまで手間取るようなものが少ないというのはかなり魅力的!

それに血統種なら性格や行動面などある程度傾向があり、大きく外れることは少ないですが雑種猫はその子によって性格も活発具合も大きく変わってくるのが成長の楽しみもあっていいですね!

毛皮の柄や色で性格の傾向があると言われていますが、預かっていた保護猫を見ると当たっていることもあれば当たってないこともあったので、参考程度に考えておくのがおススメです。

サバトラ 人に対しても比較的友好でどちらかというと大人しめの子が多い。
キジトラ

友好的な子もいれば、警戒心の強い子もいるのがキジトラ。

先祖にヤマネコとの交配の可能性もあるということなので、警戒心の強い子がいてもおかしくないです。

キャリコ

いわゆる三毛猫ですがツンデレです!

メス猫がほとんどなので警戒心が強くあまり活発ではありませんが、信頼関係が芽生えるととても甘えん坊になりますよ!

サビ

黒と茶色の猫ですが、とても頭のいい猫と言われています。

こちらもメス猫が多くキャリコに似て警戒心は強めです。

茶トラ オス猫がほとんどなので、やんちゃで甘えん坊な人懐こい子が多いです。
クロ 黒猫はとても賢くて1度懐くと飼い主大好きな子が多いと言われています。
シロ  人には友好的な子が多いものの、他の生き物に対しては警戒心むき出しなことも多いです。

日本にいる雑種猫の種類は大体これくらいかなあと思います。

1番懐きやすくて飼いやすいのは茶トラだと思いますが、どの子もそれぞれ特徴があって魅力的ですね!

雑種猫の寿命と健康面

猫には血統種ごとに平均寿命がありますが、雑種猫の平均寿命はどれくらいなのでしょうか?

アニコム損保が2017年に発表にしたものよるとどんな猫種よりも雑種猫が最も平均寿命が長く14.3歳でした。

これは外猫も含めた平均寿命なので完全室内飼いであればより長く生きられるでしょう。

実際ギネス記録にも載った最長猫は雑種で38歳ですし、 20年ほど生きる猫も血統種では珍しいですが雑種ならたくさんいます。

一体どうして雑種猫の方が圧倒的に寿命が長いんでしょうか?

それは簡単に言ってしまうと雑種猫の方が体が強く健康的だからです。

血統種はその血統を守るために同じ品種同士を交配させていますが、そうなると血が濃くなってしまい遺伝的な疾患を持つ猫が多くなります。

対して雑種猫は全く違うルーツをもつ猫同士の交配で生まれることが多いため、遺伝的な疾患もなく身体が丈夫なんです!

もちろんそもそも猫がなりやすい泌尿器疾患や腎臓病などは雑種猫でも気をつけないとかかってしまいますが、血統種ならではの病気にかかることはほとんどありません。

だからこそ寿命も長いんですね。

長く一緒にいられること、病院にかかる回数が少ないことは猫にとっても飼い主にとっても嬉しいことです!

まとめ

雑種猫を飼うことのメリットは

  • お金があまりかからない
  • 幼齢の頃から育てられる

対してデメリットは

  • 外に出たがる可能性が高い
  • 慣れるのに時間がかかることもある

といったことがありますが、メリットに対してデメリットの方は猫による部分が多く当てはまらないことも多々あります。

それにデメリットを考えても雑種猫は魅力的!

その子にしかない特徴がありますし、特別気をつける点などもないため、初めての方でも飼いやすいです。

毛皮によって性格が違うのも面白いですね。

そして何より平均寿命が他の猫種よりも長く14.3歳ということで、長く一緒にいられ病気にもなりにく点は本当にオススメ!

病院嫌いな猫は多いですし、病気がちだとお金も労力も猫のストレスも多大なものになってくるので健康ということはそれだけで素晴らしいです。

自分が最高に気に入った子を飼うのがベストですが、ぜひ雑種はなぁ…と思わず飼い猫候補に入れてみていただけると嬉しいです!

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この記事を書いた人

猫飼い歴14年の無類の猫好き。
【猫健康管理士】の資格を持ち、猫の生態や健康に生きていくための知識を持っていて、猫と快適に過ごす方法やコツなどを紹介させていただきます。
また、猫を飼っている人の為の猫グッズを販売している「and.」のサービス運営を行っていて、保護猫団体への寄付を行い、精力的に保護猫活動を行っています。

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