いつもは可愛くて癒し系の猫ちゃんですが、お気に入りの家具をかじられて悲しくなったことってありませんか?
猫ちゃんは一度かじり癖がつくと、注意してもなかなかやめてくれないですよね。
止めさせる方法やしつけ方法はあるのでしょうか?
今回の記事では筆者の経験より猫が家具をかじる理由と対策・対処法、しつけ方を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
(ライター:くま子、おじぎ)
猫が家具をかじる癖の対策・対処法は?理由やボロボロ傷だらけにしないしつけ方も
家具がボロボロは猫飼いの運命でしょうか・・・
仲良しさんたちの夕方
猫飼いのおうちの家具がぼろぼろになるのはもはや確定事項 pic.twitter.com/YBEmx0t5NR— けるらぷ@いくら丼 (@kerurapu) 2018年5月16日
猫を飼うという事3。
家具をボロボロにされる。 pic.twitter.com/fs3keCV8rp— 網掛のオオタカ (@Lmcc8iK) 2016年3月1日
すでに猫とルームシェアしてたわ・・家具ぼろぼろだわ・・・ぐすぐす
— いにゅっち@コミ1 K61a (@inyutti) 2013年12月17日
皆さん結構嘆いているわりには、結局かわいいから仕方ない、とあきらめている方も多かったです。
でもでもやっぱりキレイなお家に住みたいですよね。
今回はライターくま子さんに家具をかんでしまう猫ちゃんの対処法やしつけの方法を紹介してもらいます!
猫が家具をかじる理由は?
そもそも猫ちゃんが家具をかじる理由は何か考えて見ましょう!
子猫の場合は、歯がかゆいので家具をかじる
生後5か月前後の猫は、歯の生え変わりの時期を迎えます。
乳歯から永久歯へと歯が生え変わる際に、歯ぐきがかゆみを感じ、そのかゆみをどうにかしようと家具を噛んでしまうことがあります。
我が家の猫ちゃんも子猫の頃はいつもソファーを噛んでいました。
8~9か月をむかえるころに次第に落ち着いてきたことを思い出します。
ストレス解消
猫はストレスが溜まっていると、家具などのものをかじることで気分を晴らそうと試みます。
かじる対象は、家具であったり、壁であったり、おもちゃであったりさまざまです。
もっとあそびたいため
「あそびたい」という欲求は、猫の本能です。
意識をしていなくても、なにかしたい・あそびたいという気持ちの表れから家具をかじってしまいます。
おもちゃの代わりとして、家具をかじってしまうのです。
このような好奇心や興味は猫にとって重要なことなので、やめさせるのではなくなにか別のことに代えてあげる必要があります。
歯を鍛えたい
猫は、きれい好きな動物として有名です。
毛づくろいをこまめに行いますが、歯に対しても「歯を鍛える」「歯を磨く」という意味で家具をかじることがあります。
猫はもともとハンターです。
獲物を捕らえるために、鋭い歯はかかせませんよね。
鋭い歯でいるためにものを噛んでいた先祖の名残が、現代の猫にも本能的に残っているのです。
猫が家具をかじってボロボロにしないためのしつけや対策・対処法は?
次に家具がボロボロにならないための対策やしつけ方法を紹介して行きます。
あそびたい欲求を満たしてあげる
まず一番におこなうのは、猫とたくさんあそんであげることです。
あそびたい欲求が満たされれば、家具をかじる必要もなくなります。
特に飼い主さんのお出かけ後は、一匹残されて寂しい思いをします。
お出かけ前には、愛情をこめて、たくさんあそんであげることがおすすめです。
おもちゃを与える
歯がかゆくて家具をかんでしまう子猫には、存分にかみつくことができるおもちゃを用意してあげましょう。
噛み癖がつく前に、少し固めのおもちゃを用意してあげることがポイントです。
久しぶりに猫ボール渡してみた。一昨年のクリスマスにサンタがくれたやつ。
これそもそも猫のおもちゃじゃないのに一番喜んで遊ぶんだよなぁ。
そういや去年のクリスマスにサンタがくれたやつ、どこいった? pic.twitter.com/ZM3bojzacJ— 可愛すぎてやばいアニマル (@gsejdytkfhgkgf1) 2019年4月10日
ボール好きな猫ちゃんは多いですよね!
カミカミも出来るし、遊べてストレス発散にもなるのでおすすめです!!
ボールのおもちゃ、音が出るおもちゃ、感触が不思議なおもちゃなどさまざまな種類がありますので、お気に入りのおもちゃを見つけて与えてあげましょう。
ちなみに我が家の猫ちゃんもいろんな種類のボールがお気に入りで、噛んだり追い掛け回したりしてあそんでいます。
どんなボールをが気に入るかわからない場合は色々なタイプが混ざっているものも販売されていますよ。
かみついても安全なおもちゃを買ってあげてくださいね。
忌避剤を使う
忌避剤は、猫の嫌いなにおいや刺激性によって猫がその場所に近づくことを防ぎます。
最近では、「スプレータイプ」「固形タイプ」「ジェルタイプ」など、使用目的によって種類も豊富にあります。
注意点として、猫がにおいに慣れてくると効果は薄れます。
同じものの長期間の使用は避けて、時々種類を変えるのがおすすめです。
またにおいが強烈なものが多く、人の嗅覚にも嫌な感覚を与えることがあるので注意しましょう。
保護剤を使用する
家具に保護材を取り付けることで、家具を守るのも一つの手です。
保護剤は市販でも簡単に購入することが出来ますよ。
噛みグセ防止のスプレーを使用する
最近では、噛みグセを防止するスプレーも販売されています。
家具やコード、壁など噛んでほしくない場所に直接スプレーをするだけです。
噛んでほしくない場所に直接スプレーをすると、噛んだ際に苦みが生じ猫が嫌がるという仕組みのようです。
苦味も天然成分から作られているので猫ちゃんの体に入っても大丈夫ですので安心ですよ。
家具のある部屋に入室できないようにする
猫にしつけをするのは難しい場合が多いです。
そんな時は、大切な家具のある部屋には猫の入室を禁止するのも策の1つです。
部屋を分けることは、猫にとっても私たち人間にとっても安心です。
最近では、猫専用のベッドやソファーもあります。

果たして人間の家具で噛まなくなり、猫用の家具で噛むようになるのかはやってみないとわからないところですが・・・これで人間用の高い家具をかじらなくなったらラッキー!程度の気持ちでトライしてみていただけたらと思います。
間接的に大きな音を出したり、水をかけたりして驚かせる(天罰方式)
猫が家具を噛んでいる現場を目撃した場合は、すぐに「ダメ!」と叱ることも効果的です。
ただし叱るときは、猫の名前は呼ばないように注意しましょう。
叱るときに猫の名前を呼ぶと、名前に対して嫌なイメージをもってしまうためです。
また天罰方式で、ものをかむと「なにか怖いことが起こる」と思わせることもしつけになります。
例えば、大きな音を出してみる、霧吹きで水をかけるなどです。
家具をかむと「大きな音が出るからやめよう」、「水がかかってきて怖いからやめよう」と思わせて、家具をかむクセをなくしていきましょう。
この天罰方式は、飼い主さんがやっていると思われないようにすることが大切ですので、猫には分からないようにこっそり行動しましょう。
まとめ
今回は猫が家具をかじる理由と対策法をご紹介しました。
家具をかじる理由は、ストレス・あそびたい欲求・歯のかゆみ防止や歯のメンテナンスなどさまざまです。
家具をボロボロにしないために対処法としては、一緒にあそんであげること、おもちゃを与えて欲求を満たしてあげること、家具自体に近づかせないようにすることなどがあります。
どれも難しいことや高額なお金がかかることではないので、まだ試していない方法があったらぜひ試してみてください。
また猫はあそびたい欲求や本能的にものを噛むクセがあるので、時には叱ることもしながら、お気に入りの家具を傷だらけにしてしまわないように、飼い猫ちゃんに合う方法を見つけてくださいね。