猫はまたたびが好き、なんて言われますがみなさんは猫に与えたことはありますか?
酔っ払ったようになる子や、興奮状態がおさまらない子など猫によって反応は様々ですが、中でも飼い主にとって困ってしまうのが攻撃的になるパターン。
まさに自分の子がそう!という方もいるのではないでしょうか?
どうして大好きなはずのまたたびをあげると攻撃的になってしまうんでしょう?
またそもそも正しい使い方などはあるのでしょうか?
大切な猫に与えるものだからこそ気になることがたくさんあります。
ということで今回は、
- またたびで猫が攻撃的になるのはなぜ?
- またたびを使用する頻度など正しい使い方について
- またたびの危険性
この3つをお伝えしていきたいと思います!
目次
またたびで猫が攻撃的になる原因は?またたびの正しい使い方とは
またたびの効果は猫ちゃんによって様々です。
使い方を間違えると危険になってしまうこともあるので、
「与えてみたいな。」と思っている飼い主さんや「与えると攻撃的になってしまうんだけど・・・」と不安に思われている飼い主さんは、ぜひ効果や正しい与え方を理解して使用しましょう。
またたびで猫が攻撃的になるのはなぜ?
さっそくですがまたたびを与えると物凄く攻撃的になってしまう、いつもよりずっと怒った感じになってしまう、という猫ちゃんを飼っている飼い主の方!
その理由とっても気になりますよね。
簡単に言うと個性の一言につきるのですが、もっというと「お酒を飲みすぎて自制が効かず暴言を吐く人」のような状態になっているからです。
またたびの中には猫の性フェロモンと非常に似ている成分が含まれているのですが、この成分を嗅ぐことによって猫の中枢神経が麻痺します。
早い話が猫にとっての媚薬ということです!
媚薬と言われても試したことないわ…という方がほとんどだと思うのですが、感覚的には人間がアルコールを飲んだ時にふわふわする状態と同じようなものです。
ですが人間も自分の限界を超えるアルコールを摂取すると記憶がなくなったり、暴れたりしてしまう人がいますよね。
それと同じく猫もふわふわの感覚を超えるほどの量を嗅ぐと自制が効かず攻撃的になることがあります。
もちろん攻撃的になるのか、別の行動になるのかは猫によっても違いますが攻撃的になってしまう子は多いです。
なので与えるときには適切な量を与えるように注意するのがポイントになってきます!
我が家の場合、スコティッシュは全くの無反応、アメショーは子猫なので与えたことはありません。
ただ中にはいつもはおとなしい飼い猫に腕を噛まれて出血したという人や、ものすごく暴れて部屋がめちゃめちゃになったという人もいますので、これは本当に猫によります。
またたびは猫全体の8割に影響があることがわかっていますが、特に子猫よりも成猫、避妊・去勢済みの子よりもされていない子、メスよりオスの方が効きやすいと言われています。
ということで全ての猫が反応するわけではないことを念頭に入れつつも、予想以上に攻撃的になることがないように、効きやすい猫の特徴などを考えた上ではじめて与えるときは少量を嗅がせるようにしましょう。
またたびを使用する頻度など正しい使い方について
またたびに正しい使い方などはあるのでしょうか?
実は与え方にも注意したいポイントがいくつかあるのでみていきましょう!
元気な成猫にしか与えない
またたびは身体が大人になってはじめて効果を発揮するもので、子猫の頃に嗅いでもフェロモンなどに反応できるほど器官も発達していないので効果がありません。
それどころか場合によっては身体機能が未熟なために、体内器官に不調が出ることもあります。
また成猫になったからと言って老猫や病気にかかっている、持病があるといった子には使用しないようにしましょう。
身体に過剰な負荷がかかってしまい、状態を悪化させる危険があります。
猫にまたたびを与える量・頻度
先程もお伝えしましたが、はじめては少量を与えるようにして、猫の様子をみながら適正量を見極めましょう。
もちろんある程度量を増やしていっても猫がほとんど反応しないという場合は、そもそもまたたびに興味がないパターンなので、与えないようにしましょう。
また、毎日与えてしまうと慣れてしまって効果もだんだん弱まってきてしまいます。
何日に1回、というよりはおやつのような感覚でご褒美として与えるのがおすすめです!
基本的に反応する猫であれば、「またたびを嗅ぐ=嬉しい・楽しい・気持ちいい」とプラスの感情を持っていますので、病院の後や爪切りなどの嫌なことがあった後にあげるのがいいですね!
また嗅ぐ商品が多いですが、中には舐めたり食べたりするものもあります。
舐める・食べるといった商品の場合は一時的ではありますが効果がより強く現れてしまうので猫に異常がでないように注意しながら与えたいですね!
またたびの危険性
猫が好きなまたたびですが、危険性もあります。
中枢神経が麻痺することで猫は恍惚とした表情や状態になることをお伝えしましたが、そこに危険が潜んでいます。
猫の限界を越えた量を与えると中枢神経が麻痺しすぎて大脳はもちろん脊髄にまで影響が及び、痙攣したり呼吸困難になってしまうことがあるんです!
こうなってしまうと死んでしまう可能性もあり、実際にまたたびが原因で死んでしまった子もいるので与える時は本当に注意が必要!
必ず少量から与えて猫の限界を越えない範囲で嗅がせることがとっても大切です。
このような危険があることもあり、私は自分の猫にまたたびを与えることは多分今後もありません。
スコティッシュに与えたのもおもちゃにたまたまついていたもののみで、またたび本体を与えたことはないですしやっぱり怖いです。
もし、万が一、ということを考えるのであればなくても困るものではないので与えなくてもいいのかなと思います。
頑張った後のご褒美としてあげるのであればおやつなどで十分かな、と思います。
まとめ
猫にまたたびを与えて攻撃的になる理由は、端的に言ってしまうと個性です。
中枢神経が麻痺した結果、ヘロヘロになる子もいれば攻撃的になる子もいるということ。
ですが、正しい方法で与えれば攻撃的にならなくなることも!
そんな正しい与え方のポイントは
- 元気な成猫にのみ与える
- 与える量は少量からはじめて適正量を見極める
- 毎日ではなくご褒美として与える
この3つです。
ポイントを守れば、ほどよく気分も良くなってくれてしつけや猫の機嫌をとるときなど効果的に発揮することができます!
ただし中枢神経を麻痺させるものであることから与えるときには注意も必要です。
猫の限界値を越えてしまうと痙攣を起こしたり呼吸困難になってしまい、そのまま死んでしまう危険があります。
必ず与える時は「少量から」の原則を守りましょう!
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