猫はしっぽにも神経が通っているのでとてもしなやかな動きをしますよね。
そんな猫のしっぽですが、実はそこから感情を読み取れるのです!
飼い主のところにきたり、ごはんを食べる時などにしっぽをぴーんと立たせて近寄ってくる子を見たことのある人はとても多いと思います。
これは嬉しかったり甘えていたりと喜びを表しているんです。
反対に尻尾が短く大きく膨らんでいるのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
我家の猫はしっぽが短くなったりふくらませることはあまりないのですが、はじめてみたときは「どうしたの!?膨らんでるのなんか怖いんだけど!」となってしまいました。
これにはどのような意味合いがあるのでしょうか?
また猫が尻尾を振っている時は機嫌が悪いだったり機嫌がいいなどそれぞれ言われていますが正解はどちらなのでしょうか?
そんな疑問を解決すべく今回は
- 猫の尻尾が短くなったり膨らむ時は機嫌が悪い?
- 猫が尻尾をパタパタ振る時の気持ちや意味
この2つについてお伝えしたいと思います!
目次
猫の尻尾が短くなったり膨らむ時は機嫌悪い?パタパタ振る時の気持ちや意味も!
猫が興奮すると尻尾膨らむヤツ。
ビス子がなると狸にしか見えない。
物陰でじっと見つめてると遊び半分で威嚇してくるのが可愛くてやめられません。
| ꒳ ˙ )ジッ…… (=^ ・ω・^=)丿三3 pic.twitter.com/p35SGWeyo8
— 莉子 (@rico_jasmine_) 2018年11月15日
猫ちゃんの尻尾って膨らむと本当にびっくりするほど大きくなりますよね!!
これは本当に機嫌が悪い時なのでしょうか?
おしゃべりができないからこそ、体の変化で猫ちゃんの気持ちをわかってあげることができたら嬉しいですね。
猫の尻尾が短くなったり膨らむ時は機嫌が悪い?
尻尾が短くなったり膨らむ時は機嫌が悪いというよりも警戒している場合が多いと思っていただいて問題ありません。
ただ時と場合によって気持ちや原因が異なりますのでそれぞれの意味合いをみてみましょう!
怒りを感じたり威嚇をしている時
猫が尻尾をふくらませる時の最もポピュラーな気持ちです。
多頭飼いの場合は他の猫と喧嘩や小競り合いになったときなどに尻尾を膨らませ、自分を大きく見せることで威嚇しています。
他にも自分の縄張りを主張しているときにも威嚇のために尻尾を膨らませます。
また飼い主が猫を病院へ連れて行くためにキャリーへ入れようとした場合などはほとんどがこの理由です。
自分が嫌だといっているところに連れて行かれる恐怖や怒りの気持ちから尻尾をふくらませることがあります。
驚きや恐怖を感じている時
ただただびっくりしてしまったときや怖いと感じたときも猫は尻尾を膨らませます。
突然大きな物音がしたときに尻尾を膨らませたまま固まっている猫をみたことがある飼い主さんもいるのではないでしょうか。
また地震が起こったときなど尻尾を膨らませながら全力疾走でその場から離れる猫が多いと思います。
驚きの気持ちから反射的に尻尾を膨らませてしまうことやどうしたらいいのかわからない恐怖の気持ちがあります。
興奮している時
1人遊びしていたり飼い主と遊んでいたりなど、猫が極度に興奮しているときも尻尾が膨らみます。
気持ちが高ぶりすぎて自然と尻尾が膨らんでいるだけなので、この時に限ってはとくに警戒しているようなことはありません。
ただ興奮状態で尻尾を膨らませている時に撫でたりすると怪我をすることがありますので注意しましょう。
猫が尻尾を膨らませる理由を紹介しましたが、 でもどうして膨らむの?となりますよね。
これは冒頭でお話した猫の尻尾には神経が通っていてしなやかな動きができることがポイントです。
しなやかな動きができるということは筋肉があるということになりますが、この尻尾の筋肉は交感神経と連動して動くように出来ています。
具体的には猫の脈拍があがったりすると交感神経を刺激することになりその結果として筋肉も動いてしまい、無意識の内にしっぽが膨らんでしまうのです!
我が家の場合、病院へ行くためにキャリーに入れる時が最難関です!
シャーと言いつつ尻尾も膨らませて特大の威嚇をされます。
病院以外では一切威嚇しない子なのですが…病院は大嫌いなようです。
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猫が尻尾をパタパタ振る時の気持ちや意味
猫が尻尾をパタパタと振っているときは機嫌がいい場合と悪い場合があります。
とてもややこしいですよね。
実際どのように見分けたらいいのでしょうか。
その方法を猫の気持ちと合わせてお伝えしたいと思います!
機嫌がいいとき
尻尾をゆっくり大きな動きでパタパタと振っているときの気持ちです。
日向ぼっこをしながら、パタパタと尻尾を動かしているのをみたことありませんか?
くつろいでいたり、リラックスしているときに見られる動きで夢見心地といった気分でしょうか。
また窓辺に張り付くようにしながら同じ動きで尻尾を振っているときもありますが、これは外のものに興味を示していると考えましょう。
飼い主に抱っこされているときなどもゆっくりと尻尾をパタパタふる子がいると思います。
それは抱っこされて心地いいと感じている証拠なので、存分に可愛がってあげましょう!
機嫌が悪いとき
こちらはパタパタというよりもバタバタと言ったほうがいいかもしれないほどに動きが激しく、早い動きで尻尾を振っている時の気持ちです。
何かの拍子にイライラすることがあったときや、他の猫との喧嘩のあとなどに見られることが多いです。
また喧嘩をはじめようとしているときにも見られることがあります。
このような尻尾の動きをしているときは近寄ったり撫でたりしてしまうと、引っかかれて怪我をする恐れがありますので、あまり構わずに猫の気持ちが落ち着いてから構うようにしましょう。
抱っこをしていて尻尾を激しく振っているときも嫌がっている可能性が高いので抱っこをやめてあげるのがよさそうです。
抱っこをしていても飼い猫がゆっくり尻尾を振っているのか、嫌そうにブンブン早く振っているのかで喜んでいるのか、嫌がっているのか全く逆になってしまいますね。
猫ちゃんのストレスのためにも、飼い主さんが怪我をしないためにも、飼い猫の尻尾をよく観察してみましょう。
我家の猫の場合だと猫同士小競り合いをした後に機嫌悪そうに尻尾を振っていることが多いです!
尻尾の動きをよく見ながら機嫌がいいのか悪いのか見分けてあげるといいですね。
まとめ
猫の尻尾はしなやかな動きでとってもかわいいですが気持ちを表す重要なパーツです!
猫の尻尾から猫の機嫌を察知してあげるといいですね。
猫の尻尾が短くなったり膨らんでいる時は
- 怒ったり威嚇している
- 驚いたり怖がっている
- ただただ興奮しているだけ
のパターンがあります!
猫の脈拍があがると交感神経が活発になりその結果、尻尾の筋肉を刺激して尻尾が短くなったり膨らんだりするということでした。
また猫がパタパタと尻尾をふるときにも意味の違いがあります!
- ゆっくり大きく尻尾をふっているときは機嫌がいい
- すばやく尻尾をふっているときは機嫌が悪い
同じような動きに見えても意味が全く異なりますので、猫を抱っこしているときなどは尻尾をみるようにしてあげるといいですね。